AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

法務省による日本語教育機関の告示基準の策定に伴う法務省告示日本語教育機関の教員の要件に該当する「日本語教育に関する課程」について

2016年11月16日 | 日本語教育
という、長いタイトルの文書が届きました。

要は、在留資格「留学」が付与される留学生を受け入れることが可能な日本語教育機関の新しい基準が、平成28年7月に公示され、平成29年8月から施行される、ということなのですよ。

で、そういう日本語教育機関で教える教員の要件がこんなふうになりますよーということに伴って、

愛教大のように、日本語教員養成を行っている大学は、教育課程(カリキュラム)に気を付けてねー、ということ。


ちょうど改組でガチャガチャやっているときでよかったーと、

改組後のカリキュラムを新基準に照らし合わせるという作業をしています。


なんか、こういう通達が、ある日突然降ってくる(アンテナのは利用が悪いだけなんだろうけどね)ので、その日の仕事が思い通りに進まない。

明日の授業までに添削しなきゃいけない作文、まだ見終わっていないし、あさっての授業で戦前の日本語教育に使用された教科書の実物を見せようと思っているので、それを棚から引っ張り出しているうちに、すべてが雪崩を打って、床が見えなくなるほどほんと書類が散乱するという悲惨な状況に。


この週末に片付けることにして、大事なものを踏まないように歩いています。

そのおかげで、腰をひねったようです。(-"-)





改めて、日本語教育って、国の政策に振り回される部分が多いよなあと思ったり。




日本経済が強いとか、日本文化の影響力が大きいとか、日本で暮らしたいという外国の人が増えたりすると、日本語教員は仕事が増えます。

その逆だと、仕事がなくなってしまいます。


日本語教育は、国の政策だけじゃなくて、日本で暮らしている人たち、皆さんの努力の成果が反映する仕事なんだなあということも痛切に感じたり。



さて。

もう一度書類読んでみよう。抜けがあったら、大変だ。
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