AWA@TELL まいにち

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日本語教育実習Ⅱ、実習生の授業は終わりました

2016年07月29日 | 日本語教育
3年生前期に開設されている「日本語教育実習Ⅱ」、必修なので、二人一組で担当しつつ、今日で実習生産担当分の授業を終えました。

今年の授業を見ていて思ったのは、

 アイデアは秀逸

 声もみんな後ろまで通る

 文字も丁寧

ということ。

課題は、

 いいアイデアが生かせていない

ということにつきます。


日本語そのものの分析の是非は、これは個人差も大きく、教案指導をしているときも、内省だけでかたをつけようとしているグループも少なからずあり、少しきつめに指導したつもりですが、やっぱり、心のどこかに

「日本人だから日本語は説明できる」

という思いがあるんじゃないかなーという気も若干します。


日本語だけでなく、「教える」ということは、学習者さんの数だけ方法や配慮が必要で、そこまで思い至っていたのか、というのが、おそらく、来週最後の授業の振り返りになると思います。

それでも、多様な学習者さんに寄り添って考える、という姿勢は身につけられたかなー。

必修で留学生さんに日本語を教えるのはこれで終わり。

希望すれば、4年生になったら、選択で1年間実習する機会があります。

あとはボランティア教室ですね。


いま、実習中の様子を撮影して作ったメモをすべて印刷して見直しながら、「成績つけ」をし始めたのですが、

どの授業も、学生さんの個性が出ていてとても面白かったです。勉強になりました。



僕は、この実習系の授業で学生さんと教案を巡ってあーでもない、こーでもないとおしゃべりする時間がとても好きです。

それは、学生さんの考え方を知りながら、その学生さん自身の個性を知り、自分の日本語表現や、考え方には場が持てるからです。


どうもありがとう。半年の授業、楽しめました。
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