AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

安城市多文化共生プラン「やさしい日本語」職員研修

2015年08月26日 | 日本語教育
標記の研修会に講師として呼んでいただきました。

13時半から17時までの長丁場です。

今回は、

○ 「言葉がわかる」とは何か
○ 「異なる文化との接触」が引き起こすこと
○ 「やさしい日本語」
○ 言葉だけに頼らない配慮

という4つの内容でお話ししました。

昨日は、実家のある山口県に台風がやってきて大変なことになっていたようです。

私も、お昼頃から、田舎の父に電話をするのですが、家の固定電話にも、携帯電話にも出てくれないので、えらく気をもみました。

そんな電話を会場の外で研修会前にかけていたら、向こうから見覚えのある顔。

大学で4年間一緒に過ごした日本語教育コースの同級生です。

そういえば、安城市役所に就職したっけなあ、と記憶をたどりたどり、

「久しぶり!」と声をかけたら、

あんた、太りすぎだわ

と、あいさつも懐かしさを味わうこともなく、いきなり突っ込まれました。


まあ、ねえ。。。


そんな出ばなをくじくような出来事があったので、非常に重いスタートになりました(笑)。

しゃべり続けるわけではなく、実際に、書いたり、動いたりという活動も盛り込みましたが、皆さん、普段の仕事をやりくりして出てきてくださっているわけですから、お疲れが顔に出ている方も多く、もう少し楽しいお話をしていけばよかったなあと。

外国人だけでなく、子どもやお年寄りにもわかる話し方、わかる情報の伝え方、ということで、言葉をやさしくしたら出来上がり、という誤解を解くための活動も入れました。

先日、このブログにもアップした、台風情報の伝え方を最後の作業として皆さんで取り組んでいただきました。

私も、留学生だけでなく、学生さんにどう話したら伝わるかということをいろいろ考えることがあります。

本屋先行研究、自分の受けた研修で理解できたことを、どう咀嚼して伝えていくかというのは、いつも課題になることだと思います。



さて、休憩中、携帯電話を確認したら、父から折り返しの電話があったことがわかり、ほっとして、後半のおしゃべりになりました。終了後に父に電話をしたところ、停電で、固定電話は利用できない状況になっていて、携帯電話からも離れていたのでわからなかったとのこと。

庭先、玄関先に飛んできた木の枝やごみを片付けていたというのですが、

危ないからそれをしないように、という内容の電話をするつもりだったので、

なんだかなあ、と思ったところでした。


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