AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

「ながら」にはできることと、できないことがあります。

2015年06月24日 | ぷくの思い
日本語を留学生さんに教えるという実習をうちの学部生がやるときには、

ドリル練習なんかを見ていると、

本当に考えたのか??というような組み合わせの文ができてくることがあります。


例えば、

「自転車に乗ります」「ラーメンを食べます」

→ 自転車に乗りながら、ラーメンを食べます。


「笛を吹きます」「歌を歌います」

→ 笛を吹きながら、歌を歌います。


勉強している留学生のほうが、首をかしげながらいうこともあって、はたで見ていて楽しかったり、ひやひやしたりすることも多いのですが、


機械的な練習に注意を向けすぎるのはいかがなものか、と説教タイムに授業後突入するわけですよ。


まあ、学習者の実際の生活を考えて、自分の生活が語れるような授業を心がけるように指導しているつもりなのですが。




話がのっけからそれましたが、ぷく。


父の日には、彼のほうが目まぐるしく動き回っておりまして、


夜、お父ちゃんをマッサージする、という時には、それはもう、いやな顔をしておりました。


でも、言ったことはやらなきゃ、と考えるのはえらいところ。


横になったお父ちゃんの背中に取りつくのですが、


頻繁に手が止まる。そして、マッサージというか、指圧というか、そういう感じではなく、撫でまわしているような感じ。


気になって見てみると、片手でマンガを持ち上げて読んでるんだよ。


両手でやろうと、四苦八苦していろんなものを置いてページを開こうとしているんだけど、ページがめくれそうになるたびに、中断してそっちに行くわけ。



疲れてるのは分かるからさ、そんなに長くやってくれとは言わないから、まあ、もう少し心を込めてやってくれ。


本を読みながら、マッサージをします


というのは、「ツボを確認しながら」という解釈なら成り立つけど、具体的にページをめくりながらだとできないことだと思うけどなー。




まあ、何にしても、疲れているのにやってやろうと思ってくれたことには感謝してます。ありがと、ぷく。
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