AWA@TELL まいにち

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今まで受けた授業で一番…

2011年06月16日 | 日本語教育
「国際社会と日本 セミナー」という授業で、インドネシアとタイの留学生に話をしてもらった、という記事は以前書きましたが、提出されていた感想を読んでいると、

大学に入って今までで一番役に立つ話だった。

てな感想がありまして、3年生と4年生だよなあ、と見渡してみた次第です。

ただ、実際に留学生から「日本語で」話を聞く機会がそんなになかったのか、と驚きもしたので、今日は日本語の授業と抱き合わせで、いろんなおしゃべりをしてもらいました。

本当なら、ミャンマー、エジプト、スーダン、内モンゴル、韓国、タイ、インドネシアと、留学生の出身国も様々なのですが、雨が降ったためなのか、タスクばかりで授業らしく感じてもらえなかったのか、今日はやってきた留学生が激減しました。

それでも、7~8人に一人の割合で留学生とおしゃべりすることができました。

いろんな話ができて楽しかったようです。

こんな私も楽で、留学生にとって日本語の練習ができ、日本人の友達ができ、日本の学生にとっては知見を深め、異文化理解の第一歩が踏み出せるという素晴らしい授業になるのなら、またやってもいいかも(笑)



冗談はさておき、将来教壇に立とうとする学生さんたちが、海外から来ている留学生と何の交流も持っていないというのは、非常に大きな問題だと感じました。

○○の国はねえ、という語りをする前に、△△さんは、と個人名で語れるようにしたいですな。

それは、学校現場で○組の子は、とかいう前に、個人名で考えるための第一歩だと思うのですが。

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