男は黙って。

ぷくは、はるどんの持っているもの、作ったもの、書いたもの、なんでも大好きで、それで、はるどんに「見せて」とか「貸して」を言わずにすぐ手を出してしまいます。
で、そのあと、はるどんが激怒。号泣。お父ちゃんたちがぷくを叱る。という形になることがままあります。

で、ぷくにはいつも、「まず、口で言ってから動け」というのですが、まあ、４歳さんです、難しいのですね。

今日、はるどんが、お父ちゃんが市立図書館で借りてきた動く折り紙の本を見ながら、しっぽを振る犬と、パクパクくちばしの動く烏を作りました。
はるどんがちょっと目を離しているすきに、ぷくはすばやく烏のところへ駆け寄り、それを手にとっていじり始めたのです。

当然、はるどんは号泣。

いつもなら叱るのですが、今日は、お父ちゃんはぷくにこう言い渡したのです。

「はるどんが泣いたのはぷくが原因だから、お前が何とかしろ。」

はるどんは布団にもぐって丸くなって泣いています。

数分後、はるどんが泣きやんだので、ぷくはどうしたのだろうか、何をしたのだろうかとのぞいてみると！！！






はるどんのそばに腕組みをして座っていました。





気がついたはるどんは、それを見て大笑い。

笑われたぷくは少し複雑な表情でしたが、ま、今はもう楽しく遊んでいます。