AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

なさけなくなったこと

2016年04月15日 | 日本語教育
今回の熊本の地震に際して、

外国人に気を付けよう、とか

朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ、とか、

とんでもない流言飛語がツイッター上に流れているとかで、

100年前から日本人は何にも進歩していないと思って、情けなくなってきました。


こんな流言飛語が出てくるというのは、普段から「そうされても仕方がない」と思っている自分たちの行動や考え方があるんだろうと思うと、

なおさら、情けなくなってきます。


よく、海外から来る人たちの行動を見て「民度が低い」という何ともいえない評価をくだしているのをネット上で見ますが、

上に書いたような言葉を書きこまなければならないことのほうが、よほど「民度が低い」。


神戸の震災や、東北の震災のときには気がつかなかったのですが、なぜ今回こんなことになっているのか。

私自身は、ツイッターをほとんど使っていませんので、元の情報にまだアクセスできていないのですが、

自分が何を根拠にそれを書きこんでいるのか、すこし冷静に考えるべきです。


というか、


大変な事態であれば、ほかにすることは山ほどあると思うんですが。


夜が明けて、熊本の震災の被害状況が明らかになってきています。

亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い平常への復旧を祈ります。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« うれしかったこと その4 | トップ | 3年生と留学生 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本語教育」カテゴリの最新記事