わが家の年末恒例となった「報道写真展」に行った。その前に、銀座三愛ビルのリコー・イメージングで行われている「ロック写真展」を観たので、一日に二つも写真展へ行ったことになる。私的には「ロック写真展」の方が印象が強く、日を改めて書くことにする。
「報道写真展」は日本橋三越で毎年開催され、無料ということで来訪する人々も多い。今年は、スーツ姿のビジネスマンがやけに多いなと思ったら、彼らは安倍首相のSPだったことが今朝の新聞でわかった。たぶん、トランプ大統領夫妻と安倍首相夫妻の、4人だけで歓談する大きな写真があり、いろんな意味で見応えのある写真で、これを観るために安倍首相(夫人同伴?)がわざわざ三越にきたと思われる。
小生が観ている傍らで「あら、いい写真ねえ」とつぶやくご婦人らがいて、三越に来る人たちは安倍首相を支持する人々が多いのだなと、考えてみれば当たり前の事実に気づかされた。
この写真展はスマホ撮影は自由なので、印象に残った写真は記念にしようとタブレットで撮った。例年に較べて少なく、どういうわけかスポーツ関係が多かった。国際報道写真にいい写真が少ないのは、外に目をむける関心やニーズが減少しているのか?
今年の写真展での特徴といえば、亡くなった著名人が多かったことだ。例年の2,3倍ほども逝去されていて、その事実を知らなかった人たちもいた。こういうところにも高齢化の波が押しよせてきているのだ。
新聞等でみる報道写真は、カラー写真が増えてきているとはいえ、新聞紙での印刷だからやはりクオリティは落ちる。高品質のそれに、大きくプリントされたものを見ると迫力もあり、まったく違う印象をうける。白黒写真で観たものは、カラーで見ると新たな発見もあって、ここに来て良かったと思える。
政治関係、皇室関係はほとんどカメラにおさめないが、災害の写真やスポーツ関係の多いのは何故だかじぶんではわからない。主だったものを載せるが、撮ったものでも残りあと3,4点しかない。今年は、自然の美しい景観、あるいは印象的な動物のショットに観るべきものが少なかったからであろう。
▲これほど広範囲に、山々が崩壊した光景は異様である。まさに天災である。
▲関西空港への橋に喰いこんだ船舶。記憶に新しいが、カラーだと被害状況が鮮明に。
▲パレスチナから出稼ぎに行く人々。
▲カザフスタンのアラル海。旧ソ連時代からの無謀な計画で、湖が干上がってしまった。
▲二刀流を続けてほしい
▲全日本の監督は、高校の後輩らしい。羽生結弦はやはり絵になるし、期待通りに活躍してくれた。
▲こんな写真はじめて観た。驚きー!
▲スマホで撮った妻の写真。解像度がだんぜん良い。