偶然だが、「顔」の続きになる。駒込の「百塔珈琲」をめざして散歩に出かけたが、途中で気が変わり田端方面に行く。
谷中七福神詣の起点(不忍池弁天堂からは終点)となる東覚寺前の前が、いつのまにか道路拡張工事したらしく様変わりしていた。
なんと「赤札仁王」の、その金剛力士像の「顔」を初めて拝めることができた。生まれて初めて見たので、ちょっと嬉しかった。道路工事のために寺の周りもすっかり新しくなって、「赤札仁王」の周辺も刷新したらしく、貼られた赤札はまだ少ない。普段なら札がべたべたと貼られ、赤紙の塊りの異様な姿となるが、堂々たる金剛力士像の二体の姿がすっきりと、この目で見ることができた。
通常、台風が来たときぐらいしか、赤札は剝がれないという。意外にも金剛力士像は、四等身ほどのずんぐりな体つきで可愛い。いかめしい顔つきながら、愛嬌を感じるのは気のせいか。何はともあれ、ありがたきかなご拝顔となった。胸と足回りに早くも貼られはじめ、肩の辺りが少ないのでどうかと考えたが、夕方5時になって人はいない。
拡張する道路の道筋は、やはり駒込方面で、古河庭園の方に向かっている。自動車優先の拡幅みたいだから、散歩コースになるかどうか・・。
▲普段だったら何やら分からない。怪我・病気平癒の祈願で、その部位に赤札が貼られる。
▲東覚寺本堂。新年の行事、谷中七福神詣のひとつ福禄寿も祀ってある。