小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

松陰とモンテーニュ

2008年01月21日 | エッセイ・コラム

昨年は一つの記事も書かなかった。書けなかったのかもしれない。「いじめ」ということを考えて、ルソー、トドロフ、モンテーニュなどをじっくり読んでいた。自然に、普段着のまま、作為もなく、書くことがなければ無言でいいのだから。

私の好きな吉田松陰の言葉。「平時は用事のほか一言せず、一言するときは温和婦人の如し。これが気魄の源なり」

モンテーニュも同じようなことを言っている。「ことばで言い表わすことのできる火は、かぼそい火だ」「軽い心配は多弁だが、重い心配は無言である」

そして、自分へのエクスキューズは絶対にしないこと。

少しずつ私をさらすこと。


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