十五夜の夜に、にし茶屋街「ばん莱」にて

 

 

　にし西茶屋街を広小路側から入ると、左手に「まる山」「きしん」の入ったビルがあります。更にその右隣に「緑松園」という小公園スペースがあり、その右隣に趣のある町屋があります。入口を行ってまっすぐ進むと、「晴れやか」さん。入って左側にある階段を上がる２階が「ばん莱（ばんらい）」さんです。（「晴れやか」さんは　こちら）

 

　そう、今宵十五夜は、「ばん莱」さんでささやかな宴席があったのです。僕らは道路側の個室（４人掛けテーブルが２つ、つまりMAX８人まで可能ということかな？）に案内されました。昼間だとにし茶屋の風情が窓から楽しめそうですが、いかんせん、茶屋街は、にしもひがしも、夜はひっそりしています。

 

　外はひっそりしているのですが、店内は僕らの個室の反対のテーブル席のグループ客が、学生コンパのノリで、大はしゃぎ。うーーん、これ店の責任ではないけど、興ざめだなあ。騒ぎたければ、居酒屋チェーン店でお願いします。「わきまえて」ほしいです。

 

　店のメニューは、おでんも一品料理も、それこそ普通の「居酒屋メニュー」がズラリと並んでいます。どれも手ごろな値段です。これなら一人客でも十分楽しめそうです。ただ、今宵の宴席は、ちょっと特別なので、電話予約時に「コース料理ありますか」と伺うと「特にコースは有りませんが、御予算に合わせて如何様にもご用意させていただきます」とのことで、飲み物別で一人１万円でお願いしていました。

 

　なので、最初から最後までメニューに載ってる料理ではなく、すべて今宵のために準備した御料理でした。きわめて繊細な技の光る、しかし素材の味を生かした日本料理が「品数より質重視」で出てきました。大変満足しました。

 

　賑やかなグループ客がお帰りになった後は、店内は僕ら３名だけになり、落ち着いて料理を味わうことができました。今宵の宴席は「慰労会」でしたので、個室と相成りましたが、２～３人なら、カウンターでご主人とお話ししながら料理を頂けると、もっと楽しいでしょう。それは次回のお愉しみといたしましょう。

 

　１階の「晴れやか」さんともども、「仕事帰りちょっと一杯」的な利用も、県外からの客人をもてなす宴席としての利用もできる、大変「懐の深い」店です。足しげく通うわせて頂こうと思います。

 

　飲み物合わせ、〆て会計いくらとなったのかは、すみません、今日は小生お会計払っていないのでよくわかりません（汗）。

 

斜め向かいには「数登美」さんもあります。２次会もぜひ

 

「かわむら」さん側からの、にし茶の光景