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責任の取り方・・・ 『騙されたあなたにも責任がある』 @ 小出裕章


 『騙されたあなたにも責任がある』(著:小出裕章)は 内容はQ&A方式で、読みやすい本でしたが、何よりも、この本のタイトルがいいですよね。そのものズバリです。

 政府や電力会社が「安全です」「絶対に重大事故は起こしません」言い続けていたわけですが、多くの人は、それを信じていたわけですね。まさに、黙されていたわけですが、騙されたあたなにも「だまされた責任がある」との指摘は、胸に突き刺さります。

 「私たちは騙されていたんだ」と言ってるだけでは、また騙されます。同じ失敗をまたします。という警告の書です。


 これって、戦争に係る責任についてもいえますよね。随筆家の岡部伊都子氏は、一貫して「自分は加害の女」だったと言い続け、それが氏の著作、生き方に貫かれています。

 国民は騙された。騙されて、あの悲惨に戦争に追い立てられたのだ。国民は被害者だ。そう言っているだけでは、また騙されます。同じ失敗を繰り返します。


 だから、そうしないために どうするのか?。

 これは自分が自分の頭で、全身全霊を注いで考えるしかないですね。そうしてこそ、本物の答えが出てくると思います。その答えに、誠実に従った行動をすることが、本当の「騙された者の責任の取り方」です。
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