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世界という書物を、直接読破せよ @ ショーペンハウエル『読書について』

 


 ドイツの哲学者ショーペンハウエルは、誰しも学生時代に一度は読んだことはあると思う。でも どういう内容だったか 全く覚えていません。

 そんなショーペンハウエルさんですが、最近 新訳で『読書について』が出ていることを知り、早速買って一気読みしました。

 この本、今までは岩波文庫だったよね。でもさすがに50年以上前の翻訳は 読みづらかったです。今度の新訳は、スラスラ読めます。というか、もちろん訳のちがいもあるけど、自分自身の40年近いの人生経験の差かなとも思いました。

 本の内容は省略します。が、自分自身が思い考えていることに、ピッタンコでしたねえ。


 今は、食べ物だけでなく、書籍も「大量生産、大量販売、大量廃棄」ですよね。そんななか、僕は本を買うとき、「この本は50年後も 読み続けられているだろうか」と ふと思います。

 現実には そうではない本も買ってますけど、良質な本は、何年にもわたって 繰り返し、繰り返し 読みたいですよね。

 そして同時に「本には参考になることはたくさんあるけど、本当の問題は、現実の中に潜んでいる」ことも胆に命じておきたいと思う。ショーペンハウエルが喝破するごとく、「世界という書物を 直接読破せよ」だね。

 

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