金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
東山1丁目界隈 ~ この設えと味に脱帽!@『蕎味 櫂』
東山1丁目はいうまでもなく「ひがし茶屋街」がある町です。今金沢で一番ホットが場所ですね。橋場町の停留所でバスを降りると、浅野川大橋の向こうに「巨大な人の塊」が動いているって感じです。休日はもちろん平日もそんな感じです。
で、そのひがし茶屋街のほとんど端っこ、これから先はもう卯辰山の斜面が始まるってところに、蕎麦店「蕎味 櫂」さんがあります。今、蕎麦店と書きましたが、「蕎麦割烹」と「蕎麦居酒屋」と「蕎麦カフェ」の要素を兼ね備えた新機軸な店ですね。開店時間きっかりに伺いました。まるで高級フレンチレストランの若き美貌のマダムのような雰囲気の方が、丁寧に案内してくださいました。客席は4人掛けテーブル×2、二人用テーブル×1です。いやあ~いい雰囲気です。ひがし茶屋街にふさわしい伝統的な設えです。
お銚子1本とおろし蕎麦を注文しました。あらためて店内を見渡してみると、ますますそのセンスのいい設えに脱帽です。窓側の先客さんは、刺身をつまみながら一献を傾けています。メニューにはないけど、これ「常連さん用の裏メニュー」なのかな。でも、みるからにおいしそうです。今度頼んでみよう。
出てきた酒器がまたいいセンスです。つまみは山椒昆布です。酒に合う合う。酒飲みのツボを心得てるねえ。おろし蕎麦は、細打ちですが、なかなかの味。今庄蕎麦で例えると「忠兵衛」ではなく「ふる里」タイプですね。(マニアックなたとえですいません)
未だ、オープン後間もないので昼営業専門ですが、ぜひ夜の部もしてほしいものです。一気に金沢の人気店になること間違いなしですね。帰り際、厨房からご主人も出てこられ、お二人そろってお見送りしていただきました。ご夫婦そろって誠実なお人柄がにじみ出てます。
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