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「最初の一人が弾圧された時、すべてが始まる」@羽仁五郎『自伝的戦後史』

 


 この羽仁五郎、かつて青年の中でその著作がよく読まれた人ですね。『都市の論理』『ミケランジェロ』などなど、懐かしいです。 さすがに最近は、その名を聞くこともなく、全く「過去の人」ですね。もちろんもう故人ですが。

 この『自伝的戦後史』は、タイトルどうりの氏の自伝で、正月休みの間に読みました。羽仁五郎って、8.15を監獄の中で迎えてるんですね。もちろん治安維持法違反で。

 「8.15をどこで迎えたか」は、当時の知識人にとっては、大きな意味をもちますよね。

 「三木清、戸坂潤、野呂栄太郎など親友たちはみな死んでいった。こうしてぼく生き残ったからには、彼らの残していった仕事をやり遂げなければならない」

 それが、羽仁五郎の戦後史の出発点だったんだね。それを「まっとう」できたかどうかは微妙ですが・・。


 明日の日曜日 ブログ休ませていただきます

 

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