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生活と教育と労働と @ 『反戦への道』 品川正治


先日読んだ『戦後歴程』が面白かったので 続けて読みました。品川氏の 主に戦前の歴史です。大上段に構えた署名(反戦への道)に至る過程を綴っています。なので、どうしても『戦後歴程』とかぶる部分があるのは仕方ないですね。

 出版は こちらのほうが3年早いので、『反戦への道』で書き足りなかった部分、触れたくとも触れられなかった部分を、『戦後歴程』では率直に記述しています。そのあたりも 品川氏の誠実さの表れですね。

 で、この『反戦への道』は、最後の部分「焼け跡の祝福」が秀逸です。戦後まだ3年の時、中学校の教師をしていた品川氏が、教え子の母親がしているおでんの屋台に教師を辞する挨拶に言ったときの話です。

 「働くということ」「学ぶということ」「生きて行くということ」それらが、見事の統一されています。この章、泣きながら読みました。映画『二十四の瞳』も」吹っ飛んでしまうくらい、リアリティーがあります。

 品川正治って すごい人だったんだね。


明日の日曜日 ブログお休みします
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