「なめろう」以外はサイコーです ＠ 長岡の老舗酒場 『魚仙』

 

　所用で新潟は長岡に行った際に、高名な居酒屋『魚仙』に伺いました。店の外観も店内の雰囲気も期待通りの「老舗名居酒屋」ですねえ。飲む前から「一目ぼれ」しましたあ。１８時に予約してゆきましたが、ほどなく満席に。僕らの席はＬ字型カウンターの丁度角の部分で、板場の中も客席の様子もよくわかるいい場所でした。

　
　地酒の飲み比べセットが（３０ｍｌ✕５種）番号で表示されています、１番からから１５番くらいまでありましたかね。最高値の１番でも１５００円です。刺身も美味いですねえ。氷頭（ひず）もいただきました。「えご」は注文したけど、最後まで出てこなかったなあ（笑）。まあこの忙しさなんでしょうがないよね。それにしてもこの『魚仙』、酒も酒肴も旨しことこの上ないです。で、この店の隠れた名物「ブリのなめろう」を頂きましょうか。

　 出てきた「なめろう」を一目見て「？？？」。やたらトッピングされています。「にんにくチップ」に「唐辛子みそ」でしょうか。うーーーん　これは感心しませんねえ。せっかくの「なめろう」が、余計な調味料や香辛料で台無しです。カクテルじゃねえンだからさあ。にんにく不要！、唐辛子不要！

　かなりのボリュームのなめろうですが、２口食べて終了！です。素朴な漁師料理のなめろうを、あれこれ味付け香り付けしちゃだめよ。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。そういえば、突き出しの「南蛮漬け」も　やたら味付けが濃く完食できませんでしたあ。

　なめろう以外は、酒も、魚も、店の雰囲気もサイコーです。東京から、この店で飲むためだけに新幹線で日帰り往復するご仁が多いとの噂も、大いに納得なのでありました。あっ　「なめろう」除いてね・・・（俺もしつこいねえ）。

　冒頭写真は　同店のＨＰから無断拝借しましたあ