昨年の8月から にわかベイスターズファンになった僕。その辺の事情は こちら です。
で、この本、横浜DeNAベイスターズはなぜ弱いか?、それでもファンななぜ応援し続けるのか?を 丁寧な取材で解き明かしている本です。「弱いけどなぜか応援したくなる」って気持ち、よくわかります。
副題に「ホエールズ・ベイスターズ涙の球団史」にあるように、涙なしには読めないです。決して暴露本ではなく、ベイスターズ愛にあふれた本です。ちなみに「4522」とは、2012年までの球団の負け数とのこと。当然ながら12球団で一番多いのです。
たしかに、今もだけど、僕が子供のころも弱かったですね。当時のテレビ中継は巨人戦だけでしたので、一層その弱さが際立ちます。投手でいえば平松、斉藤明夫、遠藤一彦、打者は松原誠、長崎、オバQ田代、屋敷要、助っ人では、ボイヤー、シピン、ポンセ、パチョレックあたりですねえ。
ユニフォームも 今のベイスターズの都会的なものはなく、濃紺に太い「TAIYO」、帽子に「W」マークがと言う田舎っぽいものでしたね。1998年の「38年ぶりの優勝」のことは、その当時はテレビをあんまりみなかったから、権藤監督時代は記憶は、ほどんどありません。
なぜ「こんなに弱いのか」は本書を読んでいただくとして、言っていることは、球団に限らず、普通の会社組織になってそのまま当てはまると思いました。