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野町2丁目界隈  ~ 普通であることの大切さ @ 味の千成亭


 バス通りから横にそれた狭い道に面しています。まるで 洞窟というか穴倉のような店内(失礼)で、カウンターと二つのテーブルだけの店です。ご夫婦で元気よく切り盛りしてます

 昼時でもあり、次々と客(皆さん常連さん)が来て、「とくらん」「こっちは とくらんライス大盛り」などと、席につくなりというか、着く前に注文してます。

 「とくらん」とは 特別ランチのことだと、メニューを見てようやくわかりました。特別というからにはスペシャルメニューかと思いきや、値段は650円です。海老フライ、オムレツ、豚焼き・・の3点盛り!まさに 昼定食のいいところ取りの玉手箱みたいでした。

 味も「そういうえば 昔は こういう定食いつも食ってたああ」という感じになる 素朴な懐かしい味です。別に、グルメ行脚に励むご仁が、「絶品!」などと雄たけびを上げるようなシロモノではありません。ですから わざわざ遠くから食べにくる必要はありません。

 昔から、この界隈の皆さんに支持され続けてきた「普通の町の普通の洋食屋」です。でも、そこがいいんだな。普通でありつづけることが、どんなに大切なことか。僕も学生の時は 泉学寮の友人たちとよく来てました。

 こういう店、最近すくなくなったね~。また、あの頃を思い出したくなったら 伺いますね。ちなみに一番安い定食は とんかつ定食600円で、ビールがなんと400円ですから、二つ合わせて1000円ぽっきり。これ絶対いいですよね。

 厨房に、大きな世界地図を張っているのもナイスですね~っ。大将、毎日毎日 「とくらん」つくりながら「チキチョー たまにはフランスにでも行ってみたいぜっ!」なんて考えながら 今日もフランパンを振っているのかな?
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