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「協力」は 国民の底辺そのものから組み立てよう

 
 安保法案成立を踏まえ、今後は早期に総選挙に持ち込み、更に来年夏の参院選でも 安保法案賛成の議員を落選させ、両院で自公を過半数割れに追いこむことが必要です。ただ「言うは易し」で、自公を落選させるには、自公に対抗して「当選できそうな候補」を擁立することが不可欠です。この点についての 僕の考えは10日前のブログに書きました。(これです

 で、共産党は19日に画期的な方針を出しました。従来は独自候補擁立が「大原則中の大原則」だったけど、国政選挙で野党との選挙協力を行い、安保法案廃案を目指す国民政権樹立を展望するということです。もちろん、この方針転換(共産党は「転換」ではなく情勢の進展に応じての方針の「発展」と言うと思いますが・・・)は大賛成です。大賛成ですが、政党のトップがそういう方針を出しても、全国各地の現場で、現実に運動している一人一人の市民の間で、がっちりとスクラムが成立しないことには、この方針はうまく進みません。

 むのたけじに『たいまつ16年』(岩波現代文庫)のP282の 氏の慧眼を紹介します。

 上部構造の結社・団体が握手すれば連合戦線ができたと喜び、それが仲たがいすれば統一は不成功だとふんがいすることはやめよう。統一は、連合は、団結は、国民と言う底辺そのものから組み立てられるべきものであるという、わかりきったことをもう一度みつめなおそう。大樹の雄々しさの力は、幹にあるのではない。ましては花や実にあるのでもない。無数の毛根こそが樹の力の有り場所なのだ

 むのたけじがこれを書いたのは 今から58年前の1956年です。すごいです。


冒頭写真は 共産とのHPのカバー写真から無断拝借しました。ありがとうございました。


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