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野々市矢作界隈 ~ 本格日本料理を居酒屋料金で @「鮮菜わかな」

 

 

 昨年末、野々市の「鮮菜わかな」さんに初めて伺いました。場所は鶴来街道(国道179号線)の、餃子の店「あひる」の隣です。「あひる」さんの看板はよく目立ちますからすぐわかります。逆に「鮮菜わかな」さんは、地味な看板しかないでの・・・というか、わざと地味な外観にしている?と思うくらい・・・、車で運転しながら探すと たぶん通り過ぎてしまいます。

 店内は 正面がカウンター 左手が、小上がりのテーブル席。窓際の方は、堀炬燵式になっていて、しかもその床には足を温める床置きタイプの電熱ヒーターがありました。ここはスクリーンカーテンで分割し、個室風にもできますし、テーブルをセットすれば15名程度の宴会もできます。

 店内の雰囲気は、清潔感あふれ、日本の伝統的なしつらえが、これ見よがしではなく、さりげなくされています。これは女性のみならず、男性にも高得点ですよね。実直な職人気質の大将と、物腰柔らかな内儀さんで切り盛りしています。

 料理は 4500円からコースもできますが、この日は単品でお願いしました。八寸は、海の幸山の幸が小さな盆に盛り込まれ見て楽しく、食べておいしい!!。刺身は旬の魚を、繊細な飾り包丁をいれ、かつまた、赤や黄色の鮮やかな野菜を細くきったものを添えてあり、まさに日本画を見ているよう。これはおいしい!というのが 見ただけでわかります。

 季節感あふれる、美しい盛りつけと味は「日本料理」そのもの。とにか「ダシ」がいいです。「本格的」でも「本格派」でもなく「本格」そのものです。

 しかし、値段はいたって居酒屋価格。あれこれ飲んで食べて5000円かかりませんでした。この低価格を維持できるのは、おそらく大将と内儀さんだけで切り盛りしてるからだろうね。でも、注文した料理は素早くでききます。それもひとえに下準備をしっかりしているからでしょう。

 酒も、各種吟醸酒が、650円~800円程度で供されます。その季節ごとに、おいしい料理を食べにいきたくなる「人、酒、肴」の三拍子そろったいい店です。

 場所柄 金沢の中心部から交通の便悪いけど、それがかえって いいのかもね。だって、観光客は野々市に食事には来ないよね。だから客は地元民。これって、店側にも客側にも いい意味の「緊張感」をもたらすよね。

            ↓看板がなければ 普通の民家と思ってしまいます

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