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片町伝馬町界隈  ~ 人の通らぬ裏道で花を飾る清々しさ

 
 伝馬町とは、片町の犀川大橋詰の8番らーめんの左横の通りを入ってゆくあたりです。今は「片町」ですが、1965年までは「伝馬町」だったとのこと。片町で宴があった際は、誰しも一度や二度は、この通りを歩いたことあると思うよ。

 その由来は、藩政時代、藩用の人や荷物を運ぶために数多くの伝馬が置かれたことかららしいです。当時はこのあたり、犀川の支流が流れる川原だったようで、水運・流通の一大拠点だったんだろうね。もちろん馬が主役。

 この日も、とある宴のために、ふらふらとこの伝馬町通りを歩いていて、近道をしようと、ふと脇道に入ると、古い町屋の玄関前に 桶に花が飾られていました。 

 清々しいですねええ。飲食店の店頭の営業用ディスプレイじゃなく、まったく、人知れずひっそりと、人通りのない裏道です。

 そういうところで、こういうことをする その奥ゆかしさがいいねえ。

 
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