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運動すれば達成できるようなのは「闘い」ではない@『「悪」と闘う』宇都宮健児


 2度、東京都知事選に立候補した宇都宮健児弁護士のこの本、出張帰りの電車の中で読みました。いや~ 共感できることが随所にあります。

P55
 勝てそうな候補より 勝たせたい候補
 地道な市民運動と関係ないところで「勝てそうな候補」の「青い鳥探し」をしても 結局裏切られるだけ。

P73
 都知事選挙で・・
「細川さんに一本化すべきです。あなたは舛添さんに勝てない。勝てる細川さんに一本化すべきです」
「あなた 細川さんに会っては話したことは?」
「ありません」
「会ったこともないのに、細川さんを信頼できるのですか?」
「われわれは脱原発運動に命をかけているのです。そのためにも脱原発知事を実現したい」
「命かけていることを、会ったこともない人に託すことができるんですか」

P149
 市民運動には 社民党や共産党は理解がある。だからとそういう党の議員さんだけしかつきあわない運動も目にする。でも立法という目標のためには 与党を取り込むことが絶対に必要だ。

P225
「我々の運動に 展望はあるんですか?」
・・・ああ この人たちは運動というものの経験がないんだなと思いました
「ちゃんと運動すれば目標は達成できるようなものは、闘いとはいいません。闘いとは どうなるかわからないからこそ必死で取り組むものなのです」

P227
言葉だけ憲法を理解しても意味がない。自分たちの問題については 自ら戦うことが重要です。集会・結社・表現の自由とは何ですか。デモをしたりビラをまいたり署名を集めたり、そういうことを実際にやることが、憲法の精神を理解し、実現するということなのです。


うん うん 確かにその通りだ。よしがんばろう!!と思える本でした、

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