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年末年始のテレビは「ハコヅメ」がよかった

 

 

 年末にテレビ金沢で「ハコヅメ」を2日間で全編を一気に再放送していました。

 

 これ2021年夏に放送されたドラマらしいですが、リアルタイムでは全く見てなかったのですが、たまたま新聞のテレビ欄で再放送されると知って全部録画し、正月の2日間で一気に見ました。

 

 いや~、テラビドラマを見て涙することは今までも多々ありましたが、「泣き、そして大笑い」ってドラマは、本当に久方ぶりでしたね。

 このドラマは「視聴者に感銘を与えた優れた番組」という事で「放送文化基金最優秀賞」なる賞を受賞したそうですが、さもありなんと思いました。

 

  • 人と人とのつながり、葛藤、信頼と言うドラマの「基本のキ」がしっかりしている
  • 人と社会とつながり、社会問題との格闘もきちんと描いている
  • 落語の様なテンポの良いセリフまわしが絶妙
  • 真面目な顔をして周囲とずれたことを言動をするおかしさ
  • 警察組織と言う超上意下達な組織を、軽~く笑い飛ばす軽妙さ
  • 警察もの故の、謎解き推理の面白さ
  • 犯人逮捕のため“身を窶(やつ)して”犯人を追い、最後に本懐を遂げる忠臣蔵的要素
  • 警察女子と言う今まで取り上げられなかったモチーフ(次回は「防衛女子」をぜひ)
  • 男女差別、長時間労働などの社会テーマを、若い人気俳優に洒脱に演じさせた

・・・などなど挙げ始めたらきりがありませんが、ヒットする要素がすべてそろってましたね。

 

 これ例えてみれば、推理小説であり、新聞連載小説でもあり、裁判劇でもあり、ドロドロ愛憎劇であり、人間とは何かを問う哲学書であり、神の存在を問う神学書でもある「カラマーゾフの兄弟」みたいなもんです。はい小生的には。

 

 そういえば岸田首相は正月休みの読書用に「カラマーゾフの兄弟」を買ったらしいですね。今日の記事とは関係ないけど。。。。。

 

 (冒頭写真は 日本テレビのHPから拝借しました)

 

 

 

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