goo

「孤立死」 は そんなにいけないことなのか?


 昨日の夜のTVニュースは 東京・立川市のアパートの部屋で死後数日がたった2人の女性の遺体が見つかったことを、どの局も大きく報道していた。

 でも 敢えて言う 「孤立死って そんなにいけないことなのか」

 昨日のニュースでは 自治会長(金沢でいえば 町会長だろう)を 各局のテレビカメラとマイクが取り囲み「わが自治会員が、孤立死していることに気がつかず、申し訳ありませんでした」と泣いて詫びるまで カメラを向けていた。

 カメラマンは さぞかし「いいい絵」がとれたと 喜んでいたことでしょう。

 自治体関係者も 多数のテレビカメラとマイクの前に引っ張り出され、さながら被告席の罪人扱いだった。

 
 でも、どんなに革新自治体の市民だって、どんな革新団体の会員だって、 誰にもみとられす、死後数日たってから発見されることはあるよ。

 そんなことはない!!と言いきれる人の組織って そりゃ 24時間相互監視団体だ。

 みんな、なにか問題が起きると「自分以外の誰か」のせいにして 自分を免罪するんだね。

 病院で死ぬ場合だって、ベットを家族が取り囲んで 安らかな自然な看取りができた!!って思っても、それは家族の「解釈」であって 看取られた本人に「本当の気持ち」をインタヴューすることは 永遠に不可能なんだからね。

 死ぬときは みんな 一人で死ぬんです。これは真実です。

 死ぬ間際に 人がいようがいまいが、それが主要な問題ではない。それまで、どんな生活を生き方をしていたか それこそが問題だ。ご近所とかかわりを敢えてもたないで 生きてゆく事を望む人がいて当然。

 役所に生活保護の申請をしても門前払いを食わされて 餓死してしまった事件とは違う。

 「孤独死」が問題なのではない。死ぬまでの「その人らしい生き方」をこそ 問題にしてほしい。

 「絆」の押し売りは もうたくさんだ。


 
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 『片道で 沖... バードランド... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。