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糸魚川の古い蕎麦屋で飲む @ 『そば処 泉家』


 新幹線ができてはじめて糸魚川に行ってきました。といっても新幹線は利用せず「北陸お出かけパス」で往復5時間の普通電車の旅で2500円也です。だって新幹線は、50分で到着するけど、片道5000円かかるしね。糸魚川駅駅前の様子は以前とそんなに大きな違いはないですが、巨大な新幹線の駅舎が旧駅舎の後ろにそびえ、また旧駅舎もリニューアルして改札口は2階になってました。

 で、今回の旅の目的は新幹線ではなく蕎麦です。泉家さんです。実に3年ぶりに伺います(前回はこちら)。糸魚川到着は10:59で、店の開店は11:00ですから、ベストタイムですね。暖簾をくぐると先客はおらず、お目当ての坪庭のそばの座卓に着くことができました。

 ↓これです


 いやあ~ 何度来てもいい眺めです。和むなあ~。注文は「酒1合、冷で。そのあと大笊お願いします」と接客係のご婦人にオーダー。すぐに、右手に一升瓶、左手にお盆を持って戻ってきました。お盆には小皿に乗ったコップと、つまみの入った小さな杯がのってます。店員さん、小皿の上にコップを置くや、一升瓶からなみなみとお酒をついで、コップがあふれ出し、小皿からもあふれそうになるまで とくとくとく~と注いでくれました。

 杯にはシラス干しが入っています。いやあ 酒飲みのツボを心得ているねえ。こういう何気ない酒肴が酒に合うんですよね。この風流な庭と池を眺めて飲むと、ますます酒が進みます。コップが半分くらいになったところで、蕎麦が来ました。この時期、この店の笊には、薬味としてアサツキの根を乾燥させたもの(=ご当地では“へれつぶ”)が付きます。

 ↓これです


 表面の乾燥した薄皮をはがすのに苦労しましたが、薄皮の下が,銀杏みたいな美しいヒスイ色です。(糸魚川だからですかね)。これをかじりながら蕎麦を食すのですが、思ったほど辛くはありませんでした。結局、後からも客は来ず、貸し切り状態のひと時を過ごすことができました。ご馳走さんでした。あれこれの蕎麦の能書きや薀蓄は一切無用。「今日も おいしかったあ」で十分です。

 また伺いますね。でも長距離の電車に座ってると腰が痛くなるる年齢になったので、今度は新幹線かな。





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