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野々市本町界隈~昔ながらの人情居酒屋 @ 『大衆割烹 げん乃』


 野々市本町の静かな住宅街にぽつんとこの「割烹げん乃」があります。北鉄の「野々市駅」を降りて左手に進んで徒歩2分です。バス停の横宮近くのパチンコのDSGのウラ当たりと言えばいいでしょうか。

 「大衆割烹」なので本来は夜営業の居酒屋さんなんでしょうが、お昼のランチもしています。店頭には 各種メニューを書き出したホワイトボードなどがならんでいます。なかなか歴史を感じさせる店構えなので、さすがに一見さんは入りずらい雰囲気ですが、思い切って初入店。

 店内は 正面に6人程度のカウンターと厨房、カウンターの端には古いフリーペーパーなどが雑然と積まれています。手前側は座卓のテーブル席ですが、畳はいい塩梅に「飴色」になっています。ふむふむこういう場末な感じ 意外と好きなんです。

 「何か定食みたいなのはできますか」「ええ~ とんかつ定食、刺身定食、それから・・」「じゃ 刺身定食お願いします」値段は聞きませんでしたが、この雰囲気の店では そう高額ではないでしょう。出てきた刺身定食は「がんどとイカの刺身」「がんもどきの煮物」「フキ味噌」「つみれのすまし汁」「ごはん」です。刺身は建物の古さと正反対?に新鮮でおいしいです。フキ味噌のほろ苦さが酒肴に最適!!。もうたまんないです、思わず「生ビールお願いします」と叫んでしましました。〆のつみれ汁が疲れた肝臓に染みます。

 大将の話では、もともとここでお父さんが「鮮魚店」を営まれていたとのこと。なるほど、今は魚はスーパーで買う人がほとんどと思うけど、昔は住宅地のなかにも魚屋さんがあったよね。大将の朴訥な柔らかい雰囲気がいいですね。脇を固めるのは内儀さんですね。お互いに「年輪」を感じさせる絶妙のコンビネーションです。

 「ごちそうさま、おいくらですか」「1400円です」と…。思わず「ビールも飲んだのにそんなに安くていいんですか」と聞き直してしまいました。すると大将「夜は消費税もらってますけど、昼は消費税もらってないので」とのこと。

 いえいえそういう話じゃなくて、消費税抜きにしたって これ安すぎでしょう。壁のメニューに『生ビール600円』とありますから、刺身定食は800円すか?。昔ながらの人情あふれるいい店です。「たいへんおいしかったです」と一礼をして店を後にしました。

 今度は夜の部に伺いますね。壁のメニューにあった「さよりの酢の物」食ってみたいなあ。



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