金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
野町にあった「としのや」の思い出
昭和のころ、野町に「としのや」と言う居酒屋があった。居酒屋と言っても、ラーメン、焼そば、餃子、串焼き、おでんなどがあるくらいで、本格的な和食や酒肴があるわけでなかったけど、地元民や、学生たちでいつもにぎわっていたよね。
屋号が「利乃家」なのか「利の屋」なのか「利のや」なのかもう忘れてしまったけど、安くて手軽だったので、小生は寮生ではなかったけど、泉学寮や今はなき北溟寮の友人たちとよく通ってました。
店は、お父さんとお母さん、息子さんと、たまにそのお嫁さんがしていたね。庶民派の店の見本みたいだった。ご近所さんが鍋をもって、晩ごはんのおかずにおでんを買いに来るような店でした。
そのメニューの中でぼくが好きだったのは、何と言っても焼きそばですね。まるで陽に焼けた輪ゴムみたいな麺が、中華鍋で熱せられて絡みついて皿に乗って、中華スープとともにやってきました、これをつまみにビール飲むのが好きだったなあ。
麺が絡みついてるので、ほぐすのが大変だったけど、大将が「中華スープにつけて食べるとうまいぞ」と言ってました。仰せの通りにしてみたけど、中華スープにつけないで、そのまま食す方がおいしかったような・・・
「昭和は遠く・・」ではなかった、「“としのや”は遠くなりにけり」です。なつかしいなあ。
(冒頭写真は、2023年3月現在の旧としのやの店舗です)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 野菜少な目っ... | いい素材を使... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |