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『ミツバチの羽音と地球の回転』 @高岡 2012.3.4


 3.11を1週間後に控えた3月4日の日曜日 高岡へ『ミチバチの羽音と地球の回転』の上映会と鎌仲ひとみ監督(氷見出身!!)のトークショーがあり、電車に乗って行ってきた。

 この映画は2010年の作品で 劇場上映はさすがに終わったが、今もなお各地で自主上映絵画が行われているね。映画を見た印象は「僕は今、この祝島の人たちみたいに、体を張って生きているだろうか」です。

 普通の映画は、上映中に隣の人とおしゃべりをするのはタブーですが、この映画、上映中から 館内のあちこちから 語り会う声が聞こえてきます。それほど、人の心と言うか 魂を揺さぶる力を持った映画だね

↓上映後のトークショー



 監督のトークショーで 会場からの「原発反対運動に限らず、住民の運動は 常に分断させられてしまうが、それを乗り越える方策は?」との質問がでた。

 鎌仲監督は「その答えは、この映画のタイトルにある。ミチバチの羽音とは 『日々の暮らし』のこと。誰もがこれが一番大切。でも同時に、地球規模で、今の自分の状況がどうかを客観的に見る力を人は持っている。その視点で考えると地球上のものはすべて連鎖している、ミツバチの羽音と地球の回転はつながっていることがわかる、だからこそ、人は結びあえる」というような答えでした。

 うーん 深いなあ~~

 原発建設予定地は、この祝島の対岸の上関町長島。この映画ではふれていなかったけど、この長島も実は島なんです。(ただし橋がかかってるので、車で渡れます)。つまり 本土(上関町室津)ー長島(役場がある)ー祝島っていう並びだね。

 映画は、あくまで国や中電VS祝島住民 という図式で描いており、祝島VS長島という構図(=同じ町の人どうしの争い)にはしていなかったのが 救いだったね。だって 原発計画で 分断された「こちら側」も「あちら側」も ともに被害者だものね。

↓監督本人が映画の解説してます


 無効になっていたら こちら だよ
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