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やっぱり本人の書いた本がいいなあ


 東京出張から帰る際に、新幹線車内で読む本がなかったので、上野駅の本屋で買ったのがこの本。

 加藤周一著作集は、かなりまえに「前期」「後期」とも 古本屋で買いそろえまして、定年になったらじっくり読もうと思ってます。(たぶん そういう輩に限って、有り余る時間があっても 読みはしねえもんですが・・)

 で、この本を読んだ感想は、「加藤周一の書いた本はおもしろいが、加藤周一について書かれた本は おもしろくない」です。

 これ 誰についてもいえるね。マルクスについて書かれた本は、その人は「マルクスをそう読んだ」ということ。丸山真男について書かれた本は その人は「丸山真男についてそう考えた」ということですね。肝心な事は、他人ではなく、自分はどう読んだか どう考えたかです。

 誰かエライ人の解説本を読むより、直接、原典にあたることが大切です。1回読んで理解できれば東大に入れますが、何度も読んで、「自分の頭で考える」 それが「強いて勉める = 勉強」ってことだね。


 
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