金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
おじさんの聖地「立ち飲みストリート」 @大阪 天満
大阪は淀屋橋に仕事に行ってきました。このあたりいわゆる御堂筋の一部で、すっきりとした街並みで、あんまり大阪っぽくないよね。大阪人に言わせると「これも大阪」ということでしょうが。
で、現地で「淀屋橋って天満に意外と近いやおまへんか」(なぜか関西弁)と気づき、帰沢のサンダーバードは遅めにして、飲ん兵衛の聖地「天満」に初上陸しました。
このJR天満駅の北側の出口から徒歩7秒で、昼間から営業している「立ち飲み屋」が密集している「立ち飲みストリート」があるのです。ストリートといって裏路地なので、車は通りません。だから千鳥足でも安全です(笑)
冒頭の写真が、その聖地への入口です。駅を降りて、マクドナルドとパチンコ屋の間です。見るからに「未知の世界へ続く地下洞窟への入り口」って感じですよねえ。
入口から徒歩10秒で、右手に「(株)酒の奥田」があります。酒屋さんがしている立ち飲み屋ですね。この店、10時開店の昼の部と 15時開店の夜の部の2部制です。しかも、完全禁煙です。うれしいねえ。
↓奥田さん
店内は コの字型というかロの字型のカウンターです。感じは東京渋谷の富士屋本店ににてますが、客層はやっぱり違うなあ。ここは いかにも大阪のおっさんって感じの殿方が 肩を寄せ合ってぎゅうぎゅう詰めで飲んでます。ネクタイ族は僕ひとりです。
空いているスペースにのなんとか滑り込むと、天童よしみさん(笑)みたいな店員さんが、さっそく「いらっしゃいませ。お飲みものは」と聞いてくるので、ビール大瓶を注文したが 何と350円!!。おでんのわかめ(100円)と新子※(250円)をいただきました。これで〆て700円。驚愕の安さですね。
お代はCODではなく、串とマドラーを店員がカウンターの上に並べ、最後にまとめてお勘定します。今度は、是非 昼の部に行ってみたいですねえ。でも日曜定休日だらか、難しいかな?
奥田さんを出た後は、さらに奥に徒歩5秒のところにある 立ち飲み屋「肴や」さんに伺いました。この店、外観は古い喫茶店みたいな感じで、外からは中の様子があんまりわかりません。フリのひとり客は入りにくい雰囲気だけど、さすがにこの年になるとどこでも スタコラと入ります。
↓肴やさん
店内は、三角形のカウンターで、シニア世代のオシャレないでたちのマダム達が 盛り上がっていました。いかにも教員を定年退職したって感じで、話題も(盗み聞きしたわけじゃなく、狭い店内だから いやでも聞こえます) 先日のスペイン旅行の話でした。先ほど行った「奥田」さんが、国民年金のおっさん達の聖地とすれば、この「肴や」さんは、厚生年金ではなく共済年金のシニアの“大人の談話室”って感じでしょうか。
で、この店、店名のとおり魚が評判らしく、焼酎お湯割り350円と ツブ貝刺身350円をいただきました。この手の店にしては珍しく、注文を受けてから 貝をさばきます。口に入れれば、磯の香りがぱっとひろがり、350円でとっても幸せな気持ちになります。お代は〆て700円。ここもいい店だったね。
サンダーバートの時間が迫ってきたので、今日はここまで。でも2軒で1400円ですよ。この安さと大阪ならでは快活さがこの天満の立ち飲みストリートの魅力ですね。
まあ 例えてみれば お祭りの縁日で、狭い道の両側に夜店が並ぶでしょ。それが全部飲み屋さんって感じです。まさに大人のお祭り日でした。
また 大阪出張ないかなあ・・
※新子とは・・ 関西名物のイカナゴのことです。まあ釜茹でしたちりめんじゃこと思ってください。ポン酢で食べます。関東のすしネタのシンコ(コハダの小さい奴)とは別物です
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