goo

おじさんの聖地「立ち飲みストリート」 @大阪 天満

 

 
 大阪は淀屋橋に仕事に行ってきました。このあたりいわゆる御堂筋の一部で、すっきりとした街並みで、あんまり大阪っぽくないよね。大阪人に言わせると「これも大阪」ということでしょうが。

 で、現地で「淀屋橋って天満に意外と近いやおまへんか」(なぜか関西弁)と気づき、帰沢のサンダーバードは遅めにして、飲ん兵衛の聖地「天満」に初上陸しました。

 このJR天満駅の北側の出口から徒歩7秒で、昼間から営業している「立ち飲み屋」が密集している「立ち飲みストリート」があるのです。ストリートといって裏路地なので、車は通りません。だから千鳥足でも安全です(笑)

 冒頭の写真が、その聖地への入口です。駅を降りて、マクドナルドとパチンコ屋の間です。見るからに「未知の世界へ続く地下洞窟への入り口」って感じですよねえ。

 入口から徒歩10秒で、右手に「(株)酒の奥田」があります。酒屋さんがしている立ち飲み屋ですね。この店、10時開店の昼の部と 15時開店の夜の部の2部制です。しかも、完全禁煙です。うれしいねえ。

↓奥田さん



 店内は コの字型というかロの字型のカウンターです。感じは東京渋谷の富士屋本店ににてますが、客層はやっぱり違うなあ。ここは いかにも大阪のおっさんって感じの殿方が 肩を寄せ合ってぎゅうぎゅう詰めで飲んでます。ネクタイ族は僕ひとりです。

 空いているスペースにのなんとか滑り込むと、天童よしみさん(笑)みたいな店員さんが、さっそく「いらっしゃいませ。お飲みものは」と聞いてくるので、ビール大瓶を注文したが 何と350円!!。おでんのわかめ(100円)と新子(250円)をいただきました。これで〆て700円。驚愕の安さですね。

 お代はCODではなく、串とマドラーを店員がカウンターの上に並べ、最後にまとめてお勘定します。今度は、是非 昼の部に行ってみたいですねえ。でも日曜定休日だらか、難しいかな?

 奥田さんを出た後は、さらに奥に徒歩5秒のところにある 立ち飲み屋「肴や」さんに伺いました。この店、外観は古い喫茶店みたいな感じで、外からは中の様子があんまりわかりません。フリのひとり客は入りにくい雰囲気だけど、さすがにこの年になるとどこでも スタコラと入ります。


↓肴やさん


 店内は、三角形のカウンターで、シニア世代のオシャレないでたちのマダム達が 盛り上がっていました。いかにも教員を定年退職したって感じで、話題も(盗み聞きしたわけじゃなく、狭い店内だから いやでも聞こえます) 先日のスペイン旅行の話でした。先ほど行った「奥田」さんが、国民年金のおっさん達の聖地とすれば、この「肴や」さんは、厚生年金ではなく共済年金のシニアの“大人の談話室”って感じでしょうか。

 で、この店、店名のとおり魚が評判らしく、焼酎お湯割り350円と ツブ貝刺身350円をいただきました。この手の店にしては珍しく、注文を受けてから 貝をさばきます。口に入れれば、磯の香りがぱっとひろがり、350円でとっても幸せな気持ちになります。お代は〆て700円。ここもいい店だったね。

 サンダーバートの時間が迫ってきたので、今日はここまで。でも2軒で1400円ですよ。この安さと大阪ならでは快活さがこの天満の立ち飲みストリートの魅力ですね。

 まあ 例えてみれば お祭りの縁日で、狭い道の両側に夜店が並ぶでしょ。それが全部飲み屋さんって感じです。まさに大人のお祭り日でした。

 また 大阪出張ないかなあ・・

 ※新子とは・・ 関西名物のイカナゴのことです。まあ釜茹でしたちりめんじゃこと思ってください。ポン酢で食べます。関東のすしネタのシンコ(コハダの小さい奴)とは別物です

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 千日町界隈 ... 夜明けは近い... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。