奥祖谷の秋もいよいよ深まりて、紅葉も盛りとなりしが、落ち葉が
舞う木々もあり、肌寒く、鹿鳴きの哀れさはもの想ひ、詩情を誘う。
女将が温め酒のお銚子を持ってくるのも風情があり、杯を重ねるほどに
夜は更けて、心地よい。
九月の十三夜の月から一ヶ月、今宵の十三夜は後の月である
肌寒を覚えるころであり、月光も澄み渡る。
旅の宿夜更けの杯に温め酒
山道や野猿の声に秋の暮
とつとつと木の実鳴らして帰る我
珍客にむかご飯など振る舞いし
足早に帰りし宿に後の月
舞う木々もあり、肌寒く、鹿鳴きの哀れさはもの想ひ、詩情を誘う。
女将が温め酒のお銚子を持ってくるのも風情があり、杯を重ねるほどに
夜は更けて、心地よい。
九月の十三夜の月から一ヶ月、今宵の十三夜は後の月である
肌寒を覚えるころであり、月光も澄み渡る。
旅の宿夜更けの杯に温め酒
山道や野猿の声に秋の暮
とつとつと木の実鳴らして帰る我
珍客にむかご飯など振る舞いし
足早に帰りし宿に後の月