秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ( 大凧とテラオと主と時々ワタシ♪ )

2014年12月21日 | Weblog

前略。
様々なパターンの大凧のイラストを書きながら、ふと思った。
永年の大凧の製作費を、自腹で頑張ってきた、どっくしんのテラオの兄さんに、敬意を表し
このあたりで、一枚くらいあっても いいんじゃないかいな!?

『干支バージョンテラオ』
で、チョロチョロと、書いてみた。
メガネをかけた、垂れ目なひつじ君。
左右不揃い まあ、ええか…
ツノも不揃い まあ…ええか
ひつじの顔って なんか?色付いていたかな?
これまでの人生に於いて、真剣にひつじを、見た記憶がない。
昔の重たい綿布団の固まりみたいな?動物に見えたことしか、覚えていない。

……
……
ワタシが一生懸命に絵を書く間、まったりと、コーヒーを飲むテラオ。
ワタシがペンキで、書き始めると、舞台のパイプ椅子に座り、指示のみを出すテラオ。
『まっすぐ、まっすぐ』
『そこは、右側に少し曲がる』
『左右対象でない方が、面白いんだよね~』
……
……
土木作業の現場で、社長さんの指示だけを聞きながら、働く土方の方々の気持ちが、よく解る。
「こいつ!?いつになったら、立ち上がるんだ?」
と思いながら、書いていたら、
やっぱり 予想通りの展開。
文字だっ!
もんてきたかえ~の文字。
2015の数字
てんごの文字
こいつは、毎年 毎年あの、崩し文字を楽しむ為に、大凧を書いているんだ。

途中で とと虫(つむじんこちゃん)一家が、差し入れを持参して、寄って下さった。
ちびっこが、
『菜菜子ちゃんっ!ガンバッテなっ!』
って励ましてくれた。
心の中で、呟いた。

『君たちが、この前、お母さんに書かされた、動物のような絵を、採用しなくて、ツミマセンっ~
あれを大凧に書き移す、勇気がアタシにゃあ、なかったんだよーごめんよ~』
ちょっと胸が痛んだが、差し入れを頂いている間に、全部忘れていた。

そうそう、ブログの主様も、電話をかけて下さった。
「今年は、美味しい差し入れを持参して、祖谷に行こうと思っとったけど、天候が気になってなあ~」
と言っていた。
電話を切ってから、そのお言葉を、テラオの兄さんに伝えると、
『帰れんかったら、美味しい物だけ、送ってくれたらええのにー』
とボソボソと、呟いていた。
怖い……

歳を重ねると、人間と言う生き物は、こんなにも、謙虚でなくなるのか?
ワタシは、まだ、純粋っ!
仮に主様の思っている、美味しい物が、数年前に差し入れで頂いた
手作りじゃこ天入り弁当だと?したら、
ワタシは、その方が、オソロシイ…
でも、あれはあれで、心に美味しかった。

とにもかくにも、無事に書けた。※テラオの兄さんが、雪道を下山できなかったら,始まらないから
今、村は 土建業者の入札問題で、ちょっと 大変なことになっている。
除雪作業が、早急に行われていない。

この前 キレイに除雪作業が出来ていたのは、選挙の投票日だったからなんだ。
色んな事情があるのは、察し致しますが、村人の生活道を、安全に整備してくれる事が
先決ではないかいな!?

今年も テラオの兄さんの自腹代六万円超え~
純粋に、帰省客を楽しく迎えたい、ボランティア精神のみ。
意地とか、見栄とか、全くない。
働いたお金で、地域興しに、貢献している。
そんな純粋さに、敬意を表して、今回の大凧になりました。

大人は
子供であっては、ならない。
大人は
子供のココロを、持って生きられたら、最高なんだ。
今年のゴロ合わせ~
『め~んめに・もんてきたかえ~』
大雪で 設置作業が、困難にならないことを、お祈り致します~

かしこ



































































































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