山里は爽やかな五月ではあった、が、町になると記録的な暑さに見舞われた
夏日はざらのこと、真夏日も何日かはあったから町に居ると爽やかさとは無縁みたい
これからの季節は遣り切れない梅雨だ、蒸し蒸し、暑、暑、するだろうな
なんとか、激しい雨ではなく、優しい雨、であって欲しいものだが
なかなかそうはいかないのが自然現象、成り行き任せになることだろう
まあ、気を取り直して傘寿の同期生たちと一の森ヒュッテ、祖谷八景と山歩き
暮らしの山里を三日間大いに楽しんで来たいものだ
数年前から比べると、だんだんお年寄りが少なくなってきて、寂しくなった
先だっても92歳の方が娘さんの居る関東に移っていった、まだ、矍鑠としてお元気なひとだが
先行きを考えて、娘さん宅に身を寄せたのであろうか
いろいろな事情から一人、二人と居なくなり、空家も増えて、寂しく、侘しいかぎりだ
しかし、お年寄りたちは何時もと変らない、朝に、夕に、する仕事はいくらでもある
自給自足の暮らしがほとんど、畑仕事から山の手入れなど、一日中働いてぐったりして
夜になり、眠って朝になる、寂しいなど愚痴は一時のこと、やがて自分の番は来る
六月の廃家の木々や野に目覚め