読者の皆様
ご無沙汰致しておりました。お変わりございましたでしょうか?
で、いきなりですが、祖谷ならではの お話。
東西祖谷には、
『コインランドリー』
が1台しか ありません
18年位前に 東祖谷民族資料館の駐車場の片隅に、建てられました。
洗濯機1台。乾燥機1台。
利用者は利用簿に住所と氏名と何を洗ったか、洗濯か乾燥かを、記入しなければなりません。
金額は洗濯機が五百円。乾燥は15分で百円と、財布に優しい設定です。
で、梅雨入りのこの季節。このコインランドリーが、大、大、大活躍。
大活躍過ぎて、乾燥機は、奪い合いに!?なる。
洗濯を自宅で済ませて、乾燥だけ利用しようと、コインランドリーに行く。
…回っている。
乾燥機を誰か利用している。
洗濯機も回っている。
乾燥機は残り五分になっている。
待つ。誰か取りに来るはずだから、とりあえず待つ。
2、3分すると、顔見知りの夫婦の車が、コインランドリーに着く。
軽いご挨拶をして、乾燥機が空になる、タイミングを見計らう。
…奥様が、すまなさそうに、言う。
『今、洗いよるの、乾かしたいんよ~』
早い話が、本音は、
『今、乾燥機に入れられたら、私らの洗濯物、すぐに乾燥機に入れれんきん、後にしてくれんかえ~』
みたいな。
この奥様は、いい人だから、そんな事は 絶対に言わないが、身体中で 訴えておりました。
脱水中の洗濯機のドアを、無駄に握っておりやした。
『大丈夫ですよ、ワタシは急ぎません~また後で来ます。』
と爽やかに その場を 立ち去る。
とりあえず、野暮用をしながら、再び 向かう コインランドリー。
まだ ご夫婦の車が 止まっている。
車の中で 待っていようと思ったが、次の乾燥機の順番を 後から来た村人に 取られてはマズイから
またまた、車から降りて、ご夫婦に再びの愛想笑いをする。
奥様が またまた ワタシにすまなさそうなお顔をして、言って下さった。
『菜菜ちゃん、まだ乾かしよんよ~時間かかってゴメンよ~菜菜ちゃん、急ぐんなら
この中に一緒に容れたらエエわ~はよぅ、容れない~』
……
しもの読者の皆様。
コインランドリーのお話だからね。
村に1台しかない、乾燥機のお話だからね。
で またまた 爽やかに断り、再び 退去し、
自宅に戻る道で、お友達に会い、ながーい 長ーい 立ち話。この立ち話が、ワタシの栄養源なのだっ!
で、そこに さっきの ご夫婦の車。
ご夫婦の家は 逆方向。
『菜菜ちゃん、今、乾燥機終わったけんな、今なら空いとるわ~』
しもの読者の皆様、
コインランドリーの話だからね。
わざわざ、ワタシに伝える為に、逆方向なのに、車を走らせて、なんて、ええ人!!
人柄が、お顔に 表れとるよ~。
そんなコインランドリーの隣の民族資料館も 展示品の内容が豊富に なり、
なんか、真面目に 文献を見ていると、
『平家ってマジかも~!!』と 感動的になる、バカ女で ございました。
パワーアップした、民族資料館に
真面目にお立ち寄り 下さいね。
これからも、気ままにこのなんにもない山里から、複雑化した社会を
チラ見した見解や、山里の方々の暮らしを、お伝え致します。
適当更新で ごめんなさい~
梅雨に負けるな 中高年っ♪ 草 々