奥祖谷冬点描 初冬の山里はしずかになりて 2015年11月13日 | Weblog しみじみとした趣深い初冬の山里はなんとなく手持ち無沙汰の面持ちのように しずかに、しずかに、鈍い風景となって佇んでいる 在所に住まいする友は毎日のように向いの山々の刻々と変りり行く風景を眺めて 季節の息遣いに耳を傾けながら日常の散歩をしている その日、そのとき、その気候にわが身を委ねて、あるがままに、かざることなく 生きるよろこびに、たのしさに、くるしさに、感受性豊かに生きている 四囲無音地に落葉掻き旅の僧 われ一人落葉と遊ぶ旅気まま セザンヌの絵の前にゐて枯葉散り