秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ( 豪雪とこたつ虫の独り言)

2016年01月25日 | Weblog


日本全国、冬将軍がバッサバッサと、猛威を奮っております。皆様、被害はありませんか。
豪雪が、続いています。積雪は軽~く30センチを越えています。
普通なら、一度は降り止むのですが、今回の将軍様は、
『シブトイ』奴です。
じわじわと、黙々と降っております。

今年の祖谷地方は、降水量が少なかったので、各家庭で飲んでいる、湧水や谷の水が、不足しておりました。
不足している上に 氷点下7度となると、ホースの水が当然に凍ります。
家庭用ボイラーのお湯と水の出る蛇口を絶えず少しずつ、出しておかないと、すぐに凍ります。
出しすぎると、タンクの中の水が、無くなります。
ピンとこない読者様は、単純にご想像ください。

各家庭で、小さなダム(タンク)を持っていて、放流すると、無くなっていく。
雨は降らないから、ダムが底をつく…みたいな感じです。
で、積雪も気にしながら、水も気にしながら、道路の除雪情報も気にしながら、ストックしている灯油の残量も気にしながら
毎年の厳しい自然と、向き合って暮らしております。
歳を重ねて、この土地に移住するなんてことは、一種無茶なことではないかと、リアルに思います。

昨日は国道が通行止めになり、往復3時間かけて引き返し、仕事に行く事を諦め、片道1時間10分の通勤を
この季節だけは、疎ましく感じるので、あります。
人口減少イコール仕事が無い。選択肢も限られ、隣町や、そのまた隣町まで、日帰りの単身出稼ぎに行く。
逆に土木、森林従事者は、祖谷に町から出稼ぎに、来ています。
この村も、あと十年? 存在出来るのかなと、リアルに思います。
で、ワタシは
『脅迫神経症』
で ございます。

一度 閉めた玄関の鍵を、何回も確かめたり、封筒に入れた、御焼香のお金を、一万札がクッツイテないか、何回も確かめたり
閉めたガスの元栓を、何回も見直したり、無駄と思える行為に、時間を費やします。
そんな そんな ワタシが、水道のお湯と水の出し加減を、調整するのに、どの位の時間を、費やしているでしょうか?
疲れて、時々 主人に 愚痴ります。
『そっちは、寒うないん?』

昔の冬はこんな風に、毎日が氷点下で、それでも 薄いせんべい布団で、練炭があるくらいで、辛抱できた。いや、辛抱とは違うか。
あれは あれが 当たり前だったから、生活できたんだ。辛抱なんて言葉は、現状より豊かな思いを一度でも味わったら、それ以下の現状を辛抱と呼んでしまうんだ。
ヤヤコシイ表現に なったじゃないかいな。

見えないメディアに 振り回され、国の指針に振り回されるだけではなくて、
強い生活力を身につけた者、強い心を身につけた者が、これからは、生き残れる。
何者にも 振り回されないで、しっかりと 自身の目で現状を見極めよう。責任感の欠如した
一部の管理者のオッサン、オバサン、人間として、正義感とか、道義とかないんかい!?
『生命』を、犠牲にしてまで、利益を追及するのなら、社会と名を変えた、戦争をしているのと、同じじゃないか。この、ドツボレヨ~!!
で、
ワタシは 水とお湯の出し具合を、見極めます。
玄関の鍵穴も、壊れかけてます。どうしょう~ワタシ

アーメン 草 々














































































コメント
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