秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷夏点描 暮らしの山里は初秋の香りが微かに漂いて

2016年08月21日 | Weblog

この猛暑では町なかに居ては歩くこともどうすることも出来そうもないと思うのだが、少なくとも自分はなにもできないでいる
そんなことで、奥祖谷に逃避行をしなければなるまいと冷蔵庫から旨そうなものをかき集めて、保冷バックに入れた

山道具もそろえた、衣類もOKだ、じゃあ、行ってくるわと近くのガソリンスタンドに寄って給油をしている間に忘れ物に気づいた
家に戻って忘れ物の、ベニヤ板、ビス、のこ、電動ドリルを入れて家を出た

祖谷のかくれ里、大枝集落の「わとうち」庵は、やっぱり、こりゃあ、天国だよな、町なかと違って、結構涼しいよなあ
寝転んでうとうとしていたが、久保集落の老婦を訪ねてみよう
今日は曇り勝ちだし、これなら少しは歩けるだろうと林道の中ほどから、カメラを提げて歩く

途中の土手などに咲く花々は初秋の花などに変わりつつあり風は木陰などに入るとひんやりとして涼しい、やっぱり季節は
変わってきているのだ
途中で見た祖谷川はこのところの日照りで水は流れていない、水溜りのようなありさまである、水不足は大丈夫だろうか

などなど、思い浮かべながら、久保集落最上の老婦の畑が見えて、ああ、そばを植えたんだ、もう、大きく育っている
春先に膝関節の手術をしたので、じゃがいもを植えることが出来なかった、老婦であったが、蕎麦は植えることが出来たんだ

庭先に寄ると、居間にいた老婦はよろこんでくれた、よく冷えた祖谷番茶を出してくれて、足の調子や孫たちのこと
やっとひとの手を借りたが蕎麦が蒔けたことなどよもやま話に楽しい一時をすごした