猛烈な風雨に見ごろであった葉ざくらも無残に散りうせてしまった、
徒然草137段「咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見どころおほけれ。」
と風流に時を過して花のあわれを味わいたいところであったが、いかんせん殊のほかの風雨に見舞われて
「この枝かの枝散りにけり。今は見所なし」などとなりたれば
あっと云う間の葉ざくら感傷と云うべきかな
雨上がりともなれば、雑木林、この山、あの山の若葉も色鮮やかに生き生きして目に眩いくらいである
道々の草花も咲き乱れて、名も知れないけれど、ことのほか愛くるしく、あざとく目に留まるものである
自宅からすぐにある四国の道、瀬戸風峠の幾とおりもある道々は豊かな雑木林と小さな山々の
なかを巡り周回することが日課のようなものであるし、歩いて30,40分もすれば里山三山の
縦走なども気ままにできる、この環境は日々の暮らしといい具合にドッキングしてぼくの身体や
あっぱらぱ~の脳にすばらしい刺激を貰っていることはたのしい、よいことである

タツナミソウ






