秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ( その休日の・いちにち)

2017年11月06日 | Weblog


遂に決戦の時は来た。
11月6日。
テレビが一年間、とりあえず無事に、映った。

『お金を 取られる』
二万円 取られる。
商品を購入する。必ず支払いが、生じる。
白菜と大根の物々交換の様にはいかない。

ふと、悪い神様が、舞い降りてきた。
神様は私に言った。頭頂部に囁いてきた。
「二万円って約束した金額を、電気屋のドラえもんが忘れているかも?しれません。
ちょっと聞いてから、払いなさい。すぐに払ってはなりませぬ〆」
神様が言ったから、私はその声に素直に従った。

『なぁなぁ、去年のテレビのお金払いたいんだけど?』
少し可愛らしく聞いてみた。ほうれい線が軋む。
ドラえもんは、他人事の様な顔で返事をした。

「えーと、なんぼって言うたっけ?一万円だったかな!?!?」
『え~~いちまんえん~』
わたしゃ、盆と正月が一度に来たくらいの、歓声を上げた!!
悪い神様が、前頭葉でササヤイタ。
行きなさい。この流れで一気に一万円を払いなさい。
君は全く悪くはナイよ。

その声に従って、一万円を払おうとしたら、ドラえもんが、何かを思い出したように、言った。
「待ってよ、手帳に書いとるかもしれんけん、ちょっと見てくるわ~」
と二階に上がって言った。
盆と正月は、三分で過ぎて行った。

ドラえもんは、11月6日二万円って書いとった。菜菜子さん、堅いなあ~よう、覚えとったなぁ!!
と誉めてくれた。
覚えとる訳ないだろ…
シールに書いて、テレビ台に貼っとるだけじゃよ…
と、低くココロの中で叫んだ時は、悪い神様は、すでに、立ち去っていた。
悪い神様は、煽る時だけ、出現するんだ。

ポケットに用意した、二万円を払いながら、ドラえもんが認知症になったら、モメタラ大変だから、領収書を書いて頂いた。
ドラえもんも、何か罪悪感?があるのか、悪いなあ~悪いなあ~また、何かおごるわ~と笑っていた。
もし、明日過ぎて映らん様になったら、どうしよう!?多分、あと二年はいけると思うけんな!
と自分自身に確かめるように私に言っていた。

私は良い神様が、すでに憑依していたから、ドラえもんの独り言を、ニコニコしながら聞いていた。
テレビを消した後の、ヘンテコリンな音は、器具が冷やされた時に生じる音だそうだ。
画面が静止したら、カードを取り出して、埃を拭いてから、ガムテープを張って使うようにと、説明を受けた。
「ようじょうテープ」と言っていた。
多分、養生テープなんだと、想像した。

中古のテレビを購入し、得をしたのか、損をしたのか、判らなくなった。
深く考えないことにしよう。
で…まだ、一行も書けてない。
どうしよう?ワタシ。
今日もコタツは 温かい~♪ありがとう。冬の神様♪
草 々













霧谷の紅葉























コメント
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