くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

開発会×ベトナム進出企業の動き

2018年12月06日 | Weblog

■今日はミーディンでサッカーの試合があるので夜の開発勉強会の懇親会は取りやめ。もし、フィリピンに勝つと街に旗をたなびかせてバイクが走り回り交通渋滞どころの騒ぎではなくなり帰宅できなくなるからだ。ベトナムはそういうところだ。

講師はハノイにいた阿倍仲麻呂研究でも著名らしいジェトロの北川浩伸所長で、日本の企業進出の光と影を実にわかりやすく端的に解説してくれた。ポイントはまず、「ものづくり日本」ってなんですか?っていう話。日本は70%欧米は80-90%がサービス産業(ペティクラークの法則、建設もサービス)。実質数社の自動車、バイク、家電の進出であたかも日本はものづくりのような錯覚。そして僅かな製造業のデータはあるが、サービス分野は振り返る人もいない闇の世界。ましてここベトナムに進出する中小企業のためのデータは何もない、、。実際大企業の進出なんて年に1度あるかないかだそうだ。まず、地方の金融機関は企業よりもベトナムのことを知らないので金を出さない。社長が旗を振っても社員がそっぽを向くというのが現状のようだ。

皆、ビジネスはホーチミンだと思っているが、本当の金持ちはハノイにいる。ホーチミン市よりハノイ市の人口は100万多いし広い。金払いのいいハノイの金持ちに対しホーチミンの金持ちは渋くて値切り倒すので商売がやりにくいということは既に定説だそうだ。1人当たりのGNPで比較すると今のベトナムは1970年の日本と同じくらい。大阪万博で「焼肉ドラゴン」のころ。70年安保、僕が福大を卒業して新日本工機に就職したのが翌年71年4月。日本でのことを思い出しながらこちらで行うビジネスを「振り返りビジネス」Time machine businesというそうだ。何か僕の浦島太郎物語に似てきたな、、。

「生きがい創造企業」ルネッサンスが進出していてイーオンにクラブを出しているそうだ。ベトナムには「体育」がないのでカナヅチで泳げずに溺死する人が多いらしい。そういえば日本ODAでリンダム湖の汚染を浄化したら泳いだ人がいたのはいいが、おぼれて文句が出た話を聞いた。日本人相手ではなくベトナム人富裕層をターゲットにできるかという話である。興味ある話だった。

懇親会に来るときはセーオム70Kで来たのだがラッシュ時間車の間を縫って前に出て飛ばすスリルは遊園地を越えるものがあるが、帰りのバスがまたすごい。反対車線おかまいなくバイクさえ追いす。数人の乗客にサッカー試合の結果前の異常な時間帯。そんなに飛ばすと轢いちゃうじゃないか!!これがベトナムか、、。

 

コメント
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