くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

送り出しのタン君と打ち合わせ。

2018年12月18日 | Weblog

■先日、日本のTさんから実習生の話があり、取次行政書士の大平君に特定技能の検討をたのんだ。M工業の製品製造が実習生の職種に適合しないということから実習生をあきらめていたところ、先日の法改正で特定技能が加わったので来年検討したいということだった。実習生の可能性がないということではないので今日タン君と会って説明しようと思って約束していたのだがあのやろう忘れていたらしい。

技能実習生制度は低賃金で使い捨てみたいな批判はあるが、実習生の帰国に合わせベトナムに企業進出する例もあって本来の目的以上の使い方にに目を向けるべきだと最近考えている。特定技能がどんな形で送り出されるか詳細は何もわからない状態だが帰国時に合わせて企業進出したい会社に人文・国際で大学生を送り出すことも可能だと思うし、日本語教師の林先生のNGOでできないだろうかということを考えている。

日本のひずんだ出入国管理制度と、外国人嫌いの国民性もあってベトナムに関し日本は完全に韓国に市場を奪われている事実を知らないといけない。ひずんだ制度というのは制度目的と現実が正反対になってしまった実習生・留学生制度のことであり、外国人嫌いというのは今回の改正法案の反対世論の大きさと日産ゴーン事件に見る経営陣の保守性、、、などに垣間見る日本人の鎖国根性!

おかげで日本の目指す高度人材とやらは皆韓国にとられ、日本は人材のはきだめとなった。ベトナム人がコンビニで万引きして犯罪者数No1はそれを示している。借金が返せなく犯罪組織に強いられて、、などというのは誰が考えたか全くの嘘としか思えない。実習生・留学生は全員が借金しているのだから、、。

タン君の会社トラエンコはパナソニックなど大企業に90人とか100人を入れていて2,3人の世話をする送り出しとは規模が違う。その分受け入れ企業に対する要求も高いので安心できる。ポリメックスHRは小企業向けだろう。もっともっと小さい送り出しにブラック企業が低賃金で働かせる人材を要求するようになってしまった。一般人はそこしか見えない。実習生は安く使えるという全くの嘘がまかりとおる。実習生は監理費をひかれるから低額になるだけで企業は安くない給料を払っているはずなのだ。

送り出しの最大の問題点:失踪はなぜ起こるか?ベトナム社会で言う「転職」である。日本と違い、キャリア「転職」がないと給料が上がらない制度の国、実はこちらが世界標準。ベトナムでとても永く勤めたといってもせいぜい3年。いい話があるよと言われればさっさとやめるのは当たり前。日本では途中入社は不利だよって話は知らない、教えてくれない、信じられないってところじゃないかと思う。

タン君の日本行きは4月。来年はそんなからみで僕も進んでいくのだろうか、、受験もあるし、、年賀状作り、ウエブポ失敗!

 

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