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キコキコ チェコキュビズム


うっかりしていると終わってしまいそうなので行ってきました、
「チェコのキュビズム建築とデザイン1911-1925」展(京橋・INAXギャラリーで5/23まで)



INAXのショールームが変なことになっていてびっくり(あれっていいデザインなのか?)
しかも本屋狭くなっているし。

で、展覧会ですが、余り広くないギャラリーに写真がぎっしり
天井が低いんで写真の展示位置も低めになっていてちょっと見にくい。

日本でのチェコキュビズムの展覧会は昔PARCOギャラリーで家具の展覧会があっただけかなぁ?
(プラナリアは未見ですが、図録は持っています)
ギザギザなので一見斬新に見えますが、実は基壇、中層、頂部という三層構成や、
左右対称といった様式建築の骨格は継承しているので
プラハの歴史的街並みとも案外相性が良いように思います。
(プラナリアはブラック・マドンナのみ実物見たことあります)
案内葉書に載っている建築も、なにやら無理なパースが付いているように見えますが、
これは敷地が尖っている(実際には90度より狭い70度位らしい)のと、
左側の道が上り坂になっているためで、無理やり変な形にしている訳ではありません。
(坂道側からの写真も展示されていて思わず納得)

INAXブックレットとして出た図録も手際よく纏まっています。
しかし僕だったら表紙にこの写真は選ばないなぁ。。

チェコのキュビズム建築とデザイン1911-1925 -ホホル、ゴチャール、ヤナーク- (INAX BOOKLET)チェコのキュビズム建築とデザイン1911-1925
-ホホル、ゴチャール、ヤナーク- (INAX BOOKLET)

住友和子編集室 村松寿満子

INAX出版 2009-03-14
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以下参考情報。

今回の展覧会の写真を撮影された写真家・鈴木豊さんのHP「ハイブリッド・スタジオ」には
さらなるチェコキュビズム建築の写真が紹介されていて必見!
(左側インデックスで空間→建築と入るんだけど分かりにくいので直リンクも)
→ ヨーゼフ・ゴチャールの建築
→ ヨーゼフ・ホホルの建築
また、BLOGには広尾のチェコセンターで開催中の
チェコ建築としてのキュビズム 1911-1914 展」の案内や(会期は7月31日までに延長!)、
ふじもりさんの講演会への辛口批評も載っていて興味深い。

チェコに住んでいたことのある方によるHP「Dům Panenky」にもチェコキュビズム建築が登場。
ブラック・マドンナのカフェのレポートもあります~!
→ 「ブラック・マドンナ」(チェコ・キュビズム美術館)

ヴィトラミュージアムでの展覧会の図録なんてものもあるそうです。
Czech Cubism: Architecture, Furniture, and Decorative Arts, 1910-1925Czech Cubism: Architecture, Furniture, and Decorative Arts, 1910-1925
Umeleckoprumyslove Muzeum V Praze Narodni Technicke Muzeum
V Praze Design Museum Vitra

Princeton Architectural Pr 1996-01
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熱帯書店で値段見てびっくり。国立西洋美術館が所蔵していることは確認。
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