goo

世田谷区庁舎再生案にわくわく

昨日無事終了した区庁舎問題シンポで、
某職能団体の地域会は前川國男さんの建築を残して増築する案を提示した。

区が必要であると主張している4万平米を超える床面積を
あの敷地に落とし込むには相当な苦労があったようだが、
第二庁舎裏側の敷地を有効活用することで第一庁舎との接続動線を確保していて、
たたき台としては面白い案になっているように思う。

特に面白そうなのは第二庁舎と裏の増築棟の間の空間で、
(これは今回もパネリストで参加して下さった松隈洋さんも指摘していたのだけれども)
ここを通り抜けて、西側の東急世田谷線の世田谷駅から北に伸びている道路までの
パッサージュみたいな空間ができそうなところだ。
現庁舎は松陰神社前駅と世田谷駅の中間に位置するのだけれども、
この道はそのまま小田急線の梅が丘駅まで続いているし、
世田谷駅からのアプローチがぐっと面白くなりそうな予感がする。


 JIA世田谷地域会による増築案(当日配布資料にプラナリアが加筆)

そもそも本庁舎にこんな大きな床面積が本当に必要なのか、という議論はあって、
(もっとも区の本庁舎等整備審議会では議論しないことになったらしいけど。意味がわからん)
この案がまあ、一応そのことは前提として受け入れて実現を図っていることが、
そのことを是認していると思われるのは困るんだけど、
とにもかくにも今の区の現地改築案は建築としてお話にならないんで、
せっかく改築するなら、ちょっとはワクワクする計画にしたいものです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )