駅へ向かっていると、今度は大きなお寺が見えて来ました。西武新宿線「狭山市駅」西口下車して、南西に徒歩7分の狭山市駅交差点の近くです。
入口の山門には、こんな見事な龍の彫り物がほどこされています。
さらに仁王像も立っていました。
六地蔵が祠の中にきれいに納まっています。
これは、梵鐘堂のようです。
お堂の傍に。いわくありそうなお地蔵様があり、説明文も立っています。黒こげ地蔵というそうです。慈眼寺裏のお堂の中に、黒くなったお地蔵さんが祀られています。元禄15年(1702)、同寺の檀家の人たちによって建てられた地蔵菩薩で、その姿から黒こげ地蔵(別名:イボとり地蔵)と呼ばれています。
このお寺は、慈眼寺(じげんじ)といい、埼玉県狭山市の入間川にあり、妙智山(みょうちざん)と号する曹洞宗の寺院です。慈眼寺の草創は正長元年(1428)に草庵が結ばれ、後の大永年間(1521~1528)に一樹和尚によって開山されたと伝えられています。本尊は聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)。現在、武蔵野三十三観音霊場の第十六番観音を本尊としていますが、以前は阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう)でした。狭山市指定文化財にもなっている慈眼寺の寺宝・阿弥陀如来像は、像高73cmの一木(いちぼく)造りで、安阿弥(あんあみ)の作と伝えられています。制作年代は鎌倉時代と推察され、市内最古の仏像とされています。
それでは、この稿を終わります。