パイナップルケーキ

私は、週三回ぐらい一時間程散歩します。

昨日も夕方から散歩に出かけました。

２０分程歩いたあたりで、スーツケースを引っ張る親子３人組に声をかけられました。

４０代初め頃のお母さんらしい人が、スマホの地図アプリを私に見せて「ここに行きたいんですが　どうすればいいのですか？」と尋ねてきた。

ここから約1ｋｍ程の距離だが、ここは住宅街だから道が入り組んでるので説明するのが難しく、取りあえず大通りまで一緒に行きましょうと答えたんです。

そしたら、東南アジア系の外国人で、片言の日本語で私に訊いただけでした。

なので、私の言っている事に対して？？？です。

それならって事で、スマホの翻訳アプリを使おうかと思ったが、機械に頼るのもシャクだからボディランゲージと『出川イングリッシュ』を使ってみたくなった。

そしたら、ある程度通じましたよ。

台湾から来た父、母、娘さんの三人の旅行者で、今日の宿の場所を訊いてきたみたい。

そして、タクシーで行けば良いのか？徒歩の方が良いのか？そこらへんも訊いていた。

約1ｋｍの距離だし、私は散歩中だから、その宿まで連れて行く事にしました。

１５分程の道中でしたが、歩く私は暑いから、三人も暑かろうと思って訊いてみる。

台湾から比べると寒いぐらいだから、気を遣わなくて結構ですとの事。

なるほどね、確かにそうでしょう。

その他、道端の紫陽花を指さして「なんの花ですか？」とか色々訊かれたりして、沈黙無く道案内が出来て、無事に宿到着です。

任務完了したので「それじゃ　お元気で旅を楽しんで下さい」とお別れを言ったら、お礼をしたいとの事。

「要りません　そんなつもりじゃありません」と言ったが、全く納得せずに私に紙袋に入ったお菓子をくれたんです。

「これ　他の人にあげるつもりで買った物でしょう？　その人にあげて下さい」と言っても分からないみたい。

なんだか申し訳ないけど、頂きましたよ。

で、我が家へ帰って「これこれ云々」と妻に言ったら、あまり信じてないようだったが、台湾製のお菓子を見たら信じてくれました。


これが、そのお菓子で『パイナップルケーキ』だそうです。


全然知らなかったが、調べてみると台湾名物みたいで、北海道だと『白い恋人』みたいなものって事かな？


有り難く頂戴して食べてみたらビックラこいた。

外側が固いチーズケーキみたいで、中に加工されたパイナップルが入っていて、メチャクチャ美味しいじゃありませんか。

一個170キロカロリーと書かれてたから、散歩のエネルギー消費より高かったけどね。