黒ウサギ外伝

本編『黒ウサギ的こころ』のブログです。

ヴァリャーク見学

2018-10-06 15:20:27 | 戯言
2010年、函館に寄港したロシア太平洋艦隊ウダロイ級駆逐艦アドミナル・パンテレーエフを見学しました。

8年経って、今度はスラヴァ級ミサイル巡洋艦ヴァリャークが寄港して一般公開されたので見てきました。


9時から一般公開が始まるけど、その前に沢山人がきてました。


右側には海自護衛艦です。


155だから『はまぎり』です。


身体検査を済ませて見学しますが、沖に停泊してるのは前回見た『アドミナル・パンテレーエフ』でしょう。


この艦の特徴は、何と言っても両舷合わせて8基あるP1000SSM(対艦ミサイル)連装発射筒です。


相変わらずロシア艦は、鼻が黒い。


130mm連装砲、西側だと単装5インチですからね。


しかしまあ、迫力あるSSMです。なにせ私、プラモでしか見た事ありませんので。


ECM・ESM・その他レーダーやら沢山付いてます。


で、大変混んでますから順番待ちしながら写真を撮ってます。


地味に退屈なんです。(丁度大函丸出港の時間だった)


久しぶりに『外』ナンバーの付いた車を見ました。


いわゆる外交官特権が通用する車両です。

というわけで、30分程待って乗艦しますが、ロシア艦なので乗艦すると一応ロシア領土となります。


いきなり現れたのがVLSでした。


この丸いフタが開いてミサイルが飛び出す装置ね。


スプリンクラーも付いてます。


ロシアの士官が説明してくれてますが英語なのでよく分かりません。


これは、チャフでしょう。(レーダー欺瞞装置)


有難い事に、中学時代ロシア語を勉強したのがこういう時に少し役立ちます。


艦尾にはヘリ甲板があります。


前回もそうだったが、ロシア海軍の艦艇の甲板色って赤いんです。


望遠でみたら、やっぱり沖泊まりしてるのは『アドミナル・パンテレーエフ』でした。


ヴァリャークとタラップの文字が読めます。


でも、ヴァリャークって元々ロシア海軍の空母の名前でした。


途中、空母ヴァリャークはソ連崩壊とかあって完成せず、結局中国に売却され遼寧(りょうねい)になりました。


この艦の最初の名前は『チェルヴォナ・ウクライナ』で、私には、こちらの名前の方がピンときます。


樹木 希林より悠木千帆の方がしっくり来るみたいな感じです。


それは良いけど、P1000デカイです。通常弾頭でしょうけど普通に核も積めるはず。


AK130、砲口蓋には紋章が付いてます。


30年近く前の艦ですが、ちゃんとメンテされてます。


アンカーチェーンも殆どサビがありません。


一般公開に先立ってペンキ塗ったか?


波除板の厚みが結構あり、西側艦より丈夫かも知れません。


歩哨は、やっぱりカラシニコフを持ってた。


その他、対潜ミサイルやAK-630M30mmCIWSや電子戦装置もあったが割愛します。


艦尾のフタから欺瞞装置が出て来るはず?


全長192m 基準排水量9500トンのロシア海軍ミサイル巡洋艦ヴァリャークでした。
コメント (4)
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