由比の「東海道広重美術館」では3/31から「東海道旅めぐり しずおか二峠六宿場」というテーマで新しい企画展が始まりました。天気予報は曇り⇒雨、青春18切符を使って景色も桜も気にしないで行くにはお誂えむきです。
とはいえ美術館は「由比」と「蒲原」のちょうど中間地点なので、万が一雨だと歩くのが難点(^^ゞポリシーとしてタクシーは本当に困ったときだけ(笑)
先日のタクシーの運転手さんのアドバイスもあって、しっかり調べてみると、富士から来たバスが蒲原を経由して由比駅方面に走っています。ただし本数はかなり少ない。
地名に馴染みのない場所のバス便は探すのが難しいけど、最近はgoogle mapのストリートビューでバス停の名前まで読める!行った事が無い場所でもイメージがつかめるのでありがたい事です。ストリートビューからの最寄りのバス停・ゆい桜えび館・正雪紺屋と広重美術館です。
10時25分に蒲原着、10時35分のバスに乗れたらラッキー、ダメなら歩くと決めてスタートしました。
「今日はなるべくスマホ使わない」と決めて旅するのも初めて(笑)旅のお伴は幼なじみの作家安東氏の新作文庫本「CAドラゴン」3部作のクロージング作品「破網」です。ちょと宣伝(笑)
電車の時間も覚えていない(^^ゞとにかく「熱海駅」に着いたら9時ちょっとすぎで、次の「島田行き」出発まで20分ほど時間がありました。お土産?とも思ったけど、駅前に「足湯」があるのを思い出しちょっとお邪魔してみました。やっぱりここからはスマホ登場してしまいました。
お~~寒い!冷たい風が吹いていますが、辛うじて雨はまだ、、まぁ降っても屋根が付いているし、ボランティアのおばちゃんたちが、気を使っていてくれて清潔でいい感じです。
10分もいなかったけど、なんだか得した気分!乗り降り自由の青春18切符冥利に尽きます。このためにいつもタオルは1本持参しております。
蒲原について(@_@;)、改札にはだれもいないし、窓口もしまっております(笑)でも駅前にバス停を発見、ひょっとして乗るのかな?という風情のおばちゃんに話しかけてみました。
これがバリバリの好い静岡県人で、「私は次のバス停で降りるけど一緒に行ってあげようか、、」とまで行って下さる(笑)前回歩いた見覚えのある道をあっという間に走ってくれます。190円也。
「初めてではないので大丈夫です」と、丁寧にお断りしたのですが、ちゃんとバスの降車ボタンを押してくださり、一緒に降りて下さり、「私は腰が痛いからそっちは行かないけど、ここを入って行くと階段があってその先だよ。バス停のそばは『カクサ』さん(ゆい桜えび館の事)だでね。お昼にはまだ早いけどお土産は買えるら」とのことで至れり尽くせり、最敬礼でお別れしました<(_ _)>
桜えびだけではなく鰹節の工場でもあって、魅力的な試食と商品が溢れています。団体バスが来る場所なんでしょう。JAFの会員証を提示したら「桜えびせんべい」貰えました(^O^)/
だしの試飲、ふりかけやおにぎりに良さそうな「いわしふりかけ」イワシの佃煮を揚げた物、絶対美味しそうな出汁袋(^^ゞ美術館に行くまでにすでにお土産2袋(笑)
隣りの「桜えび館」では静岡名物の「ふ菓子」とか「かき揚げ用グッズ」も発見。特注の「桜えびインスタントそば」が珍しくて買ってみました。290円ですが美味しそう!
この横の神社の緩やかな階段を下りると旧東海道に出て、美術館はすぐそばです。無料のロッカーがあるし、今日はここだけに滞在して鑑賞予定なので大丈夫です。
今回のメインは「竪絵(たてえ)東海道」と呼ばれる縦長のシリーズです。なんでも広重様の東海道シリーズは20種類もあるんだそうです。企画展は静岡市内にある6つの宿場(蒲原、由比、興津、江尻、府中丸子)と「2峠(薩埵峠と宇津ノ屋峠)を含めたという意味で一つの市としては6つの宿場は最多だということです。この場合の「府中」は東京都の府中じゃなくて今の「静岡」の事です。「江尻」は「清水」のことです。
「双筆東海道」のいくつかの作品も同時に見られます。今回の展示もパート1.2と分れていて今回は「竪絵」ですが「蔦谷版東海道」というのは4/28からになります。
帰りは前回と同じバスがあるのを確認したのでじっくり3時間超滞在する事にしました。映像ライブラリーを全部ゆっくり見るのが目的です。1.広重の一生がフリーズして始まらない上に3つある機器なのに1つしか稼働していません。
最後まで我慢して他は全部見たけどどうしても1だけ起動しないので、一応スタッフさんに言ったら「再起動」してくれたのですが、、結局だめ(^^ゞ何てこと!!アンケートにはしっかり書いて来ましたが、どうやらPCが古くなっている為らしいです。そして「5月末にはPCが新しくなるので」ということでしたが、これでは中山道広重美術館に水をあけられてしまうのでは?と心配です。家が近かったらボランティアスタッフになりたいくらいなんですけど(笑)
まぁそんなこんなで今回は桜エビのかき揚げも食べずに帰る事になりそうなので、懐かしい地元の袋菓子を3つ1000円で買ってみました。
14時56分「紺屋正雪」前を通る「ゆいばす」で由比駅に到着、15時14分の東海道線で帰ります。車窓の桜も見頃で予想外に天気が回復して楽しめました。
この時間の東海道線は空いている上に、熱海は始発なので絶対に座れるので嬉しいです。もちろん今回は寝過さないで帰れました。
次は青春18切符のない時期なので車で行くのも良いかな?高速バスなどで行くのも楽しいかもしれません(*^_^*)