コースや立ち寄り場所を一切任されてしまったので責任重大でしたが、ここだけはどうしても行きたい場所だったので日本で一カ所のトンボの国「四万十川遊学館」を目指しました。
途中休憩がてら「カワウソのしんじょうくん」のいる須崎の道の駅「かわうその里すさき」に寄りました。高知なのでカツオやゆず系のお土産満載です。
「しんじょうくん」はゆるキャラグランプリで2014年に4位になったのですが(優勝は浜松の家康君)実は日本カワウソは絶滅しているようです。
そして土佐信用金庫のオシャレなATMにも感動する(笑)
四国の高速道路をほぼ制覇する勢いでしたが、週末なのでETC料金が半額~3割引きと嬉しい誤算が。かくも達筆の佐保姫のメモをぜひ公表したいので(笑)字がきれいな人は羨ましい!
山の中を走り、やっと川に出ます。思ったよりも四国は横に長いのを実感でした。船のガイドのお兄さんによると言葉もかなり違うようで高知でも「ちょる」派と「けん」派があるそうです。
量販電器店や、スーパーのある近くで想像以上に郊外じゃない場所に突然「四万十川遊学館」が現れました。
「あきついお」という看板は何なんでしょうか?佐保姫が「トンボの事を昔別の名前で呼んだんだよね」というのがヒントになってググったら「あきつ」がトンボの古称、「いお」が魚の事でした。
生きていない資料を見るのが目的ではないので遊学館には入らず、売店でビーズのトンボをゲットして広大な原っぱに出ました。
菖蒲もスイレンも盛りではないけど咲いていて、ちょいちょいトンボが飛んで、私的にはそれで満足!ザリガニ釣りの家族や緑だけでも目に嬉しく優しい!
帰りに通ったトンボのデザインの橋の名前が「サナエ橋」だって(*^^)v何かのご縁?勝手に良い解釈しちゃう。
赤い橋を通って四万十川の町側に渡ります。JRの「中村駅」を中心に土佐の小京都と呼ばれた土佐一條家の史跡もあるようですが、時間もないので今回はパス。
ここには「玉姫様」もいたらしいので、もう一度来ることがあったらめぐってみたいかな。
四万十川は名の通り沢山の川が流れ込んで大きな流れになっております。ずーっと有名なんだと思ったら実は25年くらい前にテレビで「日本最後の清流」と取り上げてからの事だそうです。
当時博多に住んでいた我が家、ミート君がスイミングクラブのイベントで四万十川でカヌーとキャンプに参加して雨で散々だった(笑)って覚えがありますが、最先端だったってことですね。
「沈下橋」というのは「増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋」っていう意味で、それぞれにはちゃんとした橋の名前があります。
「佐田の沈下橋」というのは佐田地区にある「今成橋」のことでした。欄干が無いので超不安ですが、一応車でも渡ることができます。
一か八か、自転車や人が来ないのを願って2カ所ほど通ってみましたがやはり車は肩身が狭いです。ちなみに観光船のお兄さんがここから落っこちた車を見たそうで年に1台くらいは落ちるらしい(笑)
夏になってこの橋から川に飛び込んだり、カヌーに乗ったりするってのが四万十川のイメージです。遊泳禁止じゃないんですよね。
4社ほどあるけど「なっとく」という観光船に乗ってみようと事務所に行ったらちょうど14時の便が出てしまったというので近くの「かわらっこ」というカヌーやキャンプ場で時間つぶし。
朝市で買ってきた田舎まんじゅうを河原にあった船に座って戴きます。あらっ?乗るはずだった舟が来たので、手を振ってみました。
戻って乗船、2,000円です。申し込みの事務所が2階の理由は、、あとで判明(笑)
私たちをもう一組のカップルだけでスタート、ウグイスの声を聞きながらのんびり船旅です。
今日はおとなしい四万十川ですが、暴れると大変(-_-;)つまり乗船場も橋も、事務所もつかるほど水が増えることもあるようです。だから事務所は2階に移動の羽目に(-_-;)
昨年行った熊野川の周りももそんなエピソードでした。自然は美しいけど怖い。
しかし、今の季節の夜にはホタルが乱舞、川面に写って2倍になって、空には星が降り注いで3倍になるようです。ホタルは夏と思っていたけどこの時季だけですと。
今晩のホテルは愛媛の松山です。ここから3時間強の行程なので16時にはスタート、川沿いのくねくね道が多く、対向車にも気を使いながら走りました。
おー夕日が沈む頃、松山に到着、道後温泉の代表的な景色に感動です。私的にはこれで日本全部の都道府県制覇の記念すべき日になりました。
聖徳太子から夏目漱石、正岡子規など多くの文人墨客(ぶんじんぼっかく)が訪れたと言われる「道後温泉本館」に向かいます。
専用駐車場は入浴すると1時間分の駐車割引になるようです。お風呂利用だけで410円、2階の休憩室利用で820円、個室の休憩室利用だと1,250円-1,550円と色々。
外国人が多くてびっくりですが、個室は「満席」になっているようでした。2階で十分ですが石鹸もシャンプーもタオルも何もないです。
番頭さんが外国人に「オール ナッシング」と説明していました(笑)
220円で記念タオルとみかん石鹸のセットが買えるようですし、60円で石鹸に貸しタオルが利用できます。
浴衣とお茶とおせんべいがついて2階の大広間に1時間くらい滞在できるようです。
夕食は道後温泉の商店街のはずれのお店の「鯛めし」に惹かれて入ってみましたが、これが大正解!道後温泉ビールは優しい味だそうです。
鯛しゃぶしゃぶ→鯛めしのセットにタイのカルパッチョを頼んでシェアしましたが本当に美味しい。ヒツマブシのように最初はそのまま、薬味を乗せて最後はしゃぶしゃぶのだしをかけていただきます。
松山=道後温泉だったのでこれで目的達成!ほとんどリサーチなしで来た松山ですが、最終日にも期待できそうです。
街中のホテルは隣のタワーパーキングに停めて500円追加料金でした。お風呂も天然温泉でゆっくり入ってゆっくり就寝できました。