歌舞伎座4月昼の部の後で迷いつつ新宿の「末広亭」に行ってみた。「立川藤志楼」の落語があるというので。
実は作家の高田文夫さんの高座名がこれ。10日間限定で新宿の末広亭で落語をしているらしい。ニッポン放送リスナーの姫はこの辺の情報には詳しい。毎日大騒ぎのラジオについに「行ってみよう!」とミーハーの虫が騒いだ次第。今をときめく三遊亭昇太さんも、大好きな小遊三さんも出るし、でも入れなかったらどうしようかな?昼の部が12時から4時半、夜の部が5時から9時まででなんと入替なし。2700円で居ようと思えば1日遊べるということですね。(ウッシシ??)歌舞伎座を出て丸の内線で新宿3丁目についてすぐの末広亭に着いたのが4時半前「今から入りますか?」と聞かれとにかく入れそうなので入ってみた。なんと満席で、真ん中が椅子席で両側と2階が桟敷席らしい。お座りが苦手の姫としては昼の部が終わって帰ってくれる人に期待してしばらく後ろで待ってみた。
やはり3分の1ぐらいの移動があって(逆に言うとたった3分の1)座席を確保。コレが本場の寄席の落語かぁと嬉しくなった。矢継ぎ早に落語やコント漫芸が続く。そのうちになんだか暑くなってきた。立ち見の人がどんどん増えてなんと7時半には満員札止めになったとか。(良かった早く入っておいて)
中入り後は今をときめく昇太さんの落語はさすがに勢いがあってキレがいい
さぁいよいよ高田さんだと思ったらとりのはずの「便所でお尻を副会長」の小遊三さんが出てきた「高田先生がまだ来ないので」とギャグのような本気のような、、立川談志が寄席に来るか来ないとか、、とか「こういうことはよくある話でつなぎの人は羽織を脱いで端のほうに投げておいて準備ができたら羽織が引っ込むから羽織を見ておいてくれ」とか言う話で繋いでいる。本当に来ないのかなぁ?と心配したが、 黒紋付で登場した。どうしても「とり」をとりたかったから遅刻してきたんだよ。確信犯だから、、」と登場した。
毎日入れ替わるお茶出しは東Xだった。記念にと会場をバックに撮った写真にはド真ん中に居た私も映ったかも?明日日刊スポーツを見てみようかな?歌舞伎と似ているのはまさしく庶民のものでいや歌舞伎以上に世間ネタ満載。今日当たりはアイフル・新庄・ヒューザーとか。歌舞伎座も「イナバウワー」も出たりするが寄席はもっ柔軟に言い放題。何でもやるよ。とのコトでリクエストに応えて「火焔太鼓」をした。随所にギャグ満載。最後のオチも半鐘でおじゃんなんていまどき意味不明だろう。とのコトで延々とバージョンを披露して、今風鶴屋南北のよう。明日で千秋楽らしいがもう2度と落語はしないかもしれないから平静のミーハー姫としては思い切っていってよかった。帰りの地下鉄もラッキーにも座れて本当に良かった。心配なのは今後もこのはしごをしそうな予感。